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全国民が好きであろう食べもの「からあげ」。おいしいけれど、アラサーになるとダイエットや健康の面で揚げモノはつい避けがちになりますよね。しかし、“油モノは罪”は間違いなのだとか!?今回は、日本唐揚協会の公式アンバサダーに就任した「チキップダンサーズおどるん会(※)」製作アニメ『チキップダンサーズ』の「ほねチキン」、プロモーション担当者である塚原雄平さん、そして『からあげグランプリ』を主催する日本唐揚協会専務理事・八木宏一郎さんにインタビュー。きっとからあげが食べたくなること間違いなし!からあげ愛あふれる3名が熱量たっぷりに語った「からあげの魅力」をお届けします。■日本唐揚協会のアンバサダーに就任した「ほねチキン」って?――まずは、『チキップダンサーズ』について教えてください。塚原さん(以下、敬称略):『チキップダンサーズ』は、“からだがうごくと、こころもおどる♪”をテーマに、個性あふれるキャラクターたちがダンスで大活躍するアニメ作品です。現在は毎週月曜8時45分と毎週土曜18時20分の枠で、NHK Eテレにて再放送しています。今回、日本唐揚協会 公式アンバサダーに就任した「ほねチキン」は、『チキップダンサーズ』に登場する、“ちょっとチキン(こわがり)だけど好奇心いっぱいな骨付きチキン”のキャラクターです。コンビニのホットスナック出身というユニークな設定があります。――ほねチキン、日本唐揚協会 公式アンバサダー就任おめでとうございます!決まったときの感想と、アンバサダー就任に至るまでの経緯を教えてください。ほねチキン:ん!!!(すごくうれしい)塚原:今年2月に、ほねチキンが油鍋時代の先輩「小からあげ」と一緒にからあげ業界を盛り“揚げ”ようとするストーリーを描いた『からあげLOVE』というテーマを発表したんです。そのタイミングで、からあげの魅力を発信したいという想いから、弊社から日本唐揚協会様にお声がけさせていただきました。■意外と知らない!日本唐揚協会専務理事が教えるからあげの世界――日本唐揚協会の活動について教えてください。八木専務理事(以下、敬称略):全国各地でおいしいからあげ店を発掘・紹介していく活動をしています。全国大会『からあげグランプリ』を開催したり、からあげフェスティバルのような、実際にからあげを食べられるグルメイベントを主催したり。年に一度の『からあげグランプリ』は今年で17年目(第16回)になりました。――『からあげグランプリ』自体は知っていましたが、17年もの歴史があるんですね。八木:そうなんです。『からあげグランプリ』の良いところは、“殿堂入り”が無いところ。例えば、15年前に金賞を獲ったからといって、今もそこをおすすめするというわけでは無い。毎年、「今年食べてほしいからあげ」を選んでいるんです。ぜひ最新の情報をもとに食べ歩きしてみてほしいと思っています。――今年選ばれても、来年また選ばれるとは限らないんですね!選定カテゴリも『素揚げ・半身揚げ部門』『東日本しょうゆダレ部門』『弁当部門』……とても細かいんですね。八木:その通りです!からあげっていっても、「ほねチキン」みたいに骨付きのもの、胸肉、もも肉、手羽先などの部位から、塩ベース・醤油ベースなどの味付け、そして鶏以外の素材まで、奥が深いんですよね。からあげ専門店の激戦区・大分だと、からあげは骨付きが主流。骨の周りの肉って味に奥行きがあっておいしいんですよ。でも、知らない人も多い。今回「ほねチキン」が公式アンバサダーに就任したので、こういったからあげの奥深さが「ほねチキン」を通してたくさんの人に伝われば良いなと思います。――地域によっても特色があるんですね!私もからあげ大好きですが、今までなんとなく食べていたかも……。八木:多分、からあげとちゃんと向き合ったことが無いと思うんですよ。“なんかその辺にいるやつ”みたいな。でも、からあげとちゃんと一回向き合ってほしい!! そして「おいしいからあげ」について、一回考えてみてほしい!――……!!!(八木理事長の熱さに圧倒される)八木:というのも、からあげは日本が誇る食文化の一つの形だと思うんです。ヤンニョムチキン・油淋鶏・フライドチキン……世界には鶏の揚げモノがたくさんあるけれど、揚げた後にタレを絡める、味付けするっていうのがスタンダードなんですよね。一方、日本のからあげは前の晩から漬け込んで、お肉に味がついているっていうのが特徴。すごく手間をかけている鶏の揚げ料理というのは、なかなか無い。海外の人にももっと知ってほしいです。■“揚げモノ=罪”は間違い!?今は「オイルファースト」の時代――当たり前の存在すぎて、からあげのすごさをわかっていませんでした。ただ、「揚げモノは罪」「からあげはもたれる」という声もありますよね。ほねチキンはそんな声を聞いてどう思いましたか?ほねチキン:んっ(汗)(もりあげ〜なきゃ!)――唐揚協会としては、そのような声に対してどう感じていますか?八木:「まったく間違った認識をしているので、イチから勉強し直しなさい!」と言いたいですね!(笑)――そうなんですか!?八木:少し前に“ベジファースト”が流行りましたけど、実は今は “オイルファースト”への支持が高まっているんです。一説には、オイルとタンパク質を積極的に摂取すべきという研究結果も発表されています。「朝からオイルを摂る」ことをスタンダードとする流れになってきているんです。脂もタンパク質も身体に必要不可欠。この2つを満たすからあげは、とても便利な食べ物。ぜひ皆さんも出社前にコンビニでからあげやチキンを買って、朝から食べちゃうくらいの勢いがほしいですね!――朝からからあげ生活、元気が出そうです。八木:揚げモノをご褒美やご馳走に位置付けている人も多いと思います。からあげの良いところは、主食の隣にいつもいるところ。ご飯とからあげ、ラーメンとからあげ……“主食の皆さんの隣にそっと寄り添える”のがからあげです。1〜2個追加するっていうのをぜひおすすめしたい。いつもそばにいたい(からあげの気持ち)。■『からあげLOVE』では、思わず踊りたくなるMVも公開――1日1〜2個からあげ生活を広めるためにも、ほねチキンの活躍に期待したいですね!『チキップダンサーズ』のグッズはかわいいものが多いですが、『からあげLOVE』テーマではどのようなアイテムが展開されていますか?塚原:『からあげLOVE』テーマはからあげ愛を叫ぶようなデザインのグッズを展開しています。マラカスぬいぐるみやレジ袋風のショッピングバッグなど、『チキップダンサーズ』のファンの方はもちろん、からあげ好きの方にも楽しんでいただけるアイテムをそろえています。鈴入りのマラカスぬいぐるみは『チキップダンサーズ』のダンスステージでも使えるアイテムなので、ぜひチェックしてほしいです。両手で持って使ってほしい!2個持ち推奨です。――マラカスは子どもたちも喜びそうですね!今回のテーマでは、『KARAAGE WARS』というMVも展開していますが、作成した理由を教えてください。塚原:“からあげ業界を盛り揚げたい!”という共通の思いを、音楽とダンス、そして映像であればより楽しく伝えることができるのではと考え、MVの展開に至りました。この楽曲は日本唐揚協会様が制作された映像作品の主題歌として誕生したものなんです。この楽曲が持つエネルギッシュでユーモラスな世界観が『チキップダンサーズ』のキャラクター性とぴったり合うと感じ、今回特別に使用させていただいています。――ダンスのポイントを教えてください!ほねチキンの好きなシーンはありますか?ほねチキン:ん〜…(いっぱいあってえらべなくてなやみ中…)塚原:大人も子どもも“踊りたい!”と思えるように、覚えやすくユーモラスな動きになっています。ぜひマラカスぬいぐるみを持って一緒に踊っていただけたらうれしいです!ほねチキン:んんんん〜♪(スキップガエル先生のDJで、いっぱいの小からあげとダンスするシーン!)八木:うちの7歳児と2歳児もMVに合わせてゆらゆら踊っていて、気に入っていましたね。スローになっているので踊りやすいのだと思います。――今後、日本唐揚協会 公式アンバサダーとして、ほねチキンはどのような活動が予定されていますか?塚原:まだ具体的なことは決まっておりませんが、からあげ関連のイベントに、アンバサダーとして「ほねチキン」が遊びに行きたいと思っています!踊れるスペースがあればダンスも披露したいです。企画が決まったら随時SNSで発信していきますので、楽しみにしていてください。八木:家族連れが多く来るイベントもたくさんあるので、お子さんがたくさんいるところにはぜひ「ほねチキン」遊びに来てもらって、賑やかに盛り上げていただきたいです。――最後に、今後の意気込みを教えてください!八木:コロナ禍が明けて飲食店もからあげ専門店も、疲れが出ているところも多いと感じています。ほねチキンには、業界を元気づけてほしいですね!そして、やっぱり骨付きからあげの深さやおいしさを再確認してほしい。まだ食べたことが無い人には、骨付きからあげに挑戦してもらう機会になったらうれしいなって思っています。塚原:「ほねチキン」の日本唐揚協会アンバサダー就任をきっかけに、からあげの魅力や、『チキップダンサーズ』の楽しさをより多くの人に知ってもらいたいと思っています。今後も『からだがうごくと、こころもおどる♪』をテーマに、たくさんの方の毎日に、楽しさや癒しをお届けできるよう頑張ってまいります!――本日はありがとうございました!骨付きからあげ、食べに行ってきます!そういえば、「ほねチキン」はどこの部位なんですか?ほねチキン:んん♪(もも)(取材・文:仲野もも、撮影:三浦晃一、編集:錦織絵梨奈/マイナビウーマン編集部)©San-X/チキップダンサーズおどるん会(※)サンエックス株式会社、アスミック・エース株式会社、株式会社ファンワークス、株式会社小学館集英社プロダクション、合同会社DMM.com、株式会社NHKエンタープライズ
2025年06月22日日々なんとなく感じる、働きづらさ。世の中そんなものだ、仕方ない、と諦めている人がいったいどのくらいいるのでしょうか。エスエス製薬の解熱鎮痛薬ブランド『EVE(イブ)』は、女性活躍を推進する 『BeliEVEプロジェクト』の中で、社内の女性社員同士をマッチングするメンタリング制度「BeliEVE Mentoring Program」を始動しました。BeliEVEプロジェクトとは、目標を掲げて生きる全ての人が、自分の可能性を信じ、前へと進み続けられる未来をつくるプロジェクト。多くの女性たちのリアルな声や独自調査をもとに、この社会のキャリアに関する「女性たちの痛み」を分析した結果、女性たちがキャリア形成の難しさを感じ始め、男女の意識格差が広がる社会人「5年目の分岐点」と、10年目を境に性別を理由に女性たちがキャリアを諦めてしまう「10年目の壁」が存在することが判明しました。これらの課題を解決するために、EVEは「BeliEVE Mentoring Program」を開発。社内の若手女性であるメンティと、スキルを身につけキャリアを積んできた先輩社員であるメンターをマッチングします。5月13日に開催されたメンティへの事前研修では、メンティである若手社員がキャリアに対して感じる不安、メンタリングに期待することなどが見えてきました。■メンティ研修から見えてきた、若手女性社員が抱える不安メンティへの事前研修に集まったのは「BeliEVE Mentoring Program」に賛同した若手の女性社員たち。研修の講師を務めるのは、EVEの担当と共にメンタリング制度を牽引・サポートする、女性管理職育成に特化した社外メンターサービスのリーディングカンパニー・Mentor Forの公式メンター、小磯さん。研修ではまず、メンティに対してメンタリング制度の要否を説明。BeliEVEプロジェクトから見えてきた女性のキャリア課題を受け、メンティからはさまざまな意見があがりました。中には「ロールモデルってどういう存在だろう。身の回りだけだとピンとこない」という声も。BeliEVEプロジェクトでは、女性のキャリアロールモデルが少ないという課題に着目してきましたが、若手社員からは「そもそも、どんな人が自分のロールモデルとなり得るのかが分からない」という、根本的な問題についても指摘がありました。今回のBeliEVE Mentoring Programでは、自分の目指す将来像や理想にぴったり当てはまっていなくても、部分的には当てはまっていたり、自分が目指すキャリア像とは違うキャリアを持つ人とも話をしてみる「パーツモデル」の考え方を取り入れています。このことを受けて、若手社員からは「パーツモデルと話をしてみることで、新しい発見がありそう。制度を利用した後は、さまざまなパーツモデルを探しにいって、自分から声をかけられるようになっていきたい」という、ポジティブな意見も出てきました。■ワークショップを通して、自分の現在地と目指す将来を言語化研修では、メンティである女性たちが準備しておくべき心構えについても説明がありました。小磯さんによれば「メンタリングの前には、メンティも自分の目指したいキャリアや、今の自分の現在地について理解しておく必要がある」とのこと。メンティ用の自己理解シートを利用しながら、メンタリングでどんなことを学びたいか、今の自分の悩みがなんなのかを、具体的に書き出していきます。自己理解ワークの後には「そもそも自分を理解して、今の自分の悩みや不安を言語化するのって難しい」「1年後、3年後くらいなら分かるけど、5年後、10年後の中長期的なキャリアを描きづらい」などの声があがりました。だからこそ、こういった研修を通して、定期的に言語化しておくことの大切さに気づいた人も多かったようです。研修を通して分かったことは、私たち現代人は、日々自分の業務やプライベートとの両立に追われており、言語化のための時間を定期的に作らないと、なかなか自分の現在地を確認することができないということ。未来について考えることで、今の自分の悩みや、時間の使い方についても振り返ることができました。■「すべての女性に、未来を描く可能性を感じてもらう」をゴールに研修の後にお話をお伺いしたのは、BeliEVEプロジェクトのプロジェクトリーダーであるEVEのアシスタントブランドマネージャー・平川さん。「BeliEVE Mentoring Programを始めてみて印象的だったのは、社内でメンターとして手を挙げてくれる社員が数多くいたことです。後輩の育成に積極的な社員が多かった一方で、メンティとなる社員からは、すでにメンターとなる存在と出会えているという声もあがりました。しかし今回の研修を通して、メンターに出会えていなかった社員からは、自分の将来やキャリアについて考える機会を持てて良かったと言ってもらえて、改めて今回の取り組みが若手の女性社員のキャリアサポートに繋がっていると感じることができました」(平川さん)メンターへの研修も実施し、その後実際にマッチングとメンタリングが進んでいくそう。しかし、BeliEVE Mentoring Programが目指す未来は、社内マッチングのみに限りません。「BeliEVE Mentoring Programは、既に他社様への導入も開始しており、今後さらに他企業への展開を広げていきたいと考えています。また、ゆくゆくは一般の消費者に対しても、メンタリングサポートを行っていきたいと考えています。企業外での展開はメンターとメンティをどうマッチングさせていくのか仕組みづくりがカギになっていくと思いますが、これまでの自社や他社での展開におけるラーニングを活かしながら検討していきます。今後より多くの女性が、キャリアを相談できるメンター、自分のロールモデルとなる存在などを見つけていけることで、5年目の分岐点や10年目の壁を越えて、自分らしいキャリアを描いていけるのではないかと考えています」(平川さん)BeliEVE Mentoring Programでは、メンティはメンターとなる社員を候補の中から指名することが可能です。自己理解ワークシートを参考にしながら、自分が描く未来に近いキャリアや、ワークライフバランスを実現している社員、性格タイプが近い社員などを、自ら選ぶことができます。EVEとBeliEVE Mentoring Programが目指すのは、自社内の改革のみならず、全ての女性が自分の可能性を信じて、自らのキャリアや価値観を広げていくことができる、新しい未来。EVEの取り組みは、いつかあなたの未来も変えていくのかもしれませんね。(取材・文:ミクニシオリ)
2025年06月03日取材・文:ミクニシオリ撮影:大嶋千尋編集:杉田穂南/マイナビウーマン編集部仕事でちょっとしたミスをしてしまった日、帰宅時間に雨が降ってしまった日。心が翳った時、癒やしを与えてくれるかわいいキャラクター。ハローキティ、シナモロール、ポムポムプリン……サンリオのキャラクターたちは、働く私たちの強い味方です。巷でも“就職難易度が高い”と言われているサンリオ社ですが、どんな人が働いているのでしょうか。今回お話をお伺いしたのは、社長室のゼネラルマネージャー・桝長さん。有名外資系企業を2社経験した後に、サンリオに入社。色々な業界や会社を見てきた元コンサル社員をも惹きつけた、サンリオでしか達成できないとある目標とは。■ITコンサル→戦略コンサル→サンリオの異色キャリアの背景――なんですか、このかわいいお部屋は……!受付もサンリオピューロランドかと思うほどかわいくて、テンション上がりっぱなしです。実はこちら、商談ルームなんですよ。ここはハローキティ仕様なんですけど、他にも人気キャラたちのコンセプトルームがいくつかあります。――さすがのサンリオ社……!取り乱してしまいましたが、改めて、桝長さんのご経歴を教えてください。学生時代、メルボルンに留学した際に、日本のキャラクターグッズやお菓子・お化粧品が海外の学生さんにとても喜んでもらえて、「日本の商品を海外に広めたい」と考えるようになり、それがキャリアの軸になりました。最初は世界各国でビジネス展開しているグローバルIT企業に入社し、2社目では外資系のコンサルティングファームに転職し、元々興味のあったエンドユーザーに近い消費財食品メーカーやエンタメ業界の企業のご支援をしました。サンリオはコンサル時代から関わらせてもらっていて、特に企業理念や働く仲間の魅力に共感して入社を決意しました。――これまで幅広い業界と関わり、さまざまな企業を見てきたと思うのですが、そんな桝長さんが魅力を感じた企業理念、気になりますね。サンリオの企業理念「みんななかよく」は、すごくシンプルなメッセージなんですよね。前職でサンリオに関わっていた際、この理念を社員一人ひとりが大事にしていて、綺麗事でなく、全社で本当に真剣に取り組んでいることを実感しました。経営で議論されている内容も「今笑顔にできていない人に対していかに笑顔を増やすことができるのか」、「今笑顔の人に対してもどうしたらさらに笑顔を増やしていけるのか」が軸となっていて、商品を作る人・売る人も同じ観点で細やかなところまでこだわっていると感じました。いつか事業会社に入りたいと考えてはいたのですが、企業理念と「One World, Connecting Smiles.(一人でも多くの人を笑顔にし、世界中に幸せの輪を広げていく)」というビジョンに触れて、今では手前味噌ですが、とても素敵な会社で自分も仲間に入りたいと思いました。――現在は社長室のマネージャーをされているということですが、具体的なお仕事内容も伺ってよろしいでしょうか。サンリオがグローバルエンターテイメント企業として成長していくための、経営戦略を立てています。社長や役員と一緒に、中長期的な経営計画の立案をしたり、KGIKPIを立てたりしています。それ以外にも組織横断で取り組む様なプロジェクトにもジョインしているので、会議が多い毎日を過ごしています。――サンリオの社長室と聞くと、多岐に渡る業務がありそうですが、どんな時にお仕事のやりがいを感じますか?ありきたりな回答になってしまうのですが、やはり自分が関わったもので誰かが笑顔になっているのを見た時には、うれしい気持ちになりますね。実はつい先日まで、社長室と教育事業のエデュテイメント事業部を兼任していて、新しい英会話スクールの開発をしていたのですが……誰かに新しい感動を与えられた時にはやりがいを感じますね。また、お客様だけでなく、自分が関わるなかでチームのメンバーが笑顔になっているのを見た時には、嬉しい気持ちになります。――英会話スクールまでやっているなんて、さすが幅広いですね。もともと「Sanrio English Master(サンリオイングリッシュマスター)」という子ども向け英語教材があって、2024年11月に「We Act!」という英会話スクールをローンチしました。ただ英語を学ぶだけではなく、映画制作をしながら英語を学べるスクールとなっています。かわいいキャラクターたちに英語でアフレコをし、声優気分で前のめりになって英語を楽しむ子どもたちを見て、今までにないサンリオならではの新しい価値を提供できたと感じることができました。――まさに、グローバルエンターテイメント企業ならではの新事業ですね。■「みんななかよく」を体現する企業風土――桝長さんの働き方についてもお伺いしたいのですが……やっぱり、お忙しいですか?時期にもよりますが、期初期末などはタスクが詰まっているかもしれません。リモートワークや スライド勤務、時間有休などの制度もあり、社員それぞれが多様な働き方をしていますが、私は出社することが多いです。対面でお話する時のちょっとした交流が好きなのもあるかもしれません。――サンリオで働く人は、どんな方が多いですか?コミュニケーションを大切にしていて、まさにサンリオが掲げる企業理念やビジョンを体現している人が多いと感じます。――“みんななかよく”を体現する会社、とても素敵ですね。社内交流のイベントなども多いのでしょうか?社内交流は多い方だと思います。社長室や社長企画で走るイベントもあるんですよ。例えば「社長がみんなの願いを叶えるイベント」とか……。――シンプルだけどかなりうれしいイベントタイトル……!七夕や新年等にはお願い事を書いて箱に入れて、社長が開封してそこに書いてある願い事をかなえるイベントがありました。企業規模で考えると、社長との距離がかなり近い会社なのではないかと思っています。――サンリオの社長さんって、どんな人なんですか?それこそ、社長自身がビジョン・ミッション・バリューを体現していると感じますね。サンリオのバリューでは、社員が行動に移す時の具体的なメッセージが提示されているのですが、語尾に“だいじょうぶ”という言葉がつくんです。「部署の壁を壊して、だいじょうぶ。」とか、「夢を語って、だいじょうぶ。」とか。この言葉に社長はこだわっていて、社員みんなが安心して働ける環境を守ってくれる、社員想いな優しい方です。――素敵な社長のもとで、とてもやりがいあるお仕事をされていると感じたのですが……お仕事やキャリアにお悩みはありますか?個人の悩みではなくなってしまうかもしれないのですが、サンリオは今グローバルエンターテイメント企業として、キャラクターの会社ではなく、キャラクターを生かしながら人々に新しい価値を提供し続けていくために、色々な事業展開をスタートさせているところなんです。私は社長室のメンバーとして、10年先の未来を洞察するというミッションもあるのですが、日々進歩していく今の世界で、10年先の未来を想像する……これがやっぱり難しくて、一個人としても頭を抱えています。とても難しいですが、他方でとてもわくわくします。――サンリオのかわいいキャラクターに癒やされている読者の方も多いと思います。個人的には「はなまるおばけ」に最近ハマっています……!「はなまるおばけ」は2022年に行った『NEXT KAWAII PROJECT』という、サンリオの次にデビューする新キャラクターを決めるユーザー参加型プロジェクトから生まれ2023年にデビューしました。頑張っている人をそっと見守って応援してくれるというコンセプトのキャラクターで、私もSNSを見たりして、癒やされています。――桝長さんの今後のキャリアやお仕事の展望を教えてください。海外のフィールドでチャレンジしたいという想いはあるのですが、それ以外は正直なところ、私自身のキャリアそのものには大きなこだわりがあるというわけではないんです。どちらかというと、留学の時からの想いや、サンリオという会社が好きということもあって、サンリオを通じて、もっと世界に笑顔を届けたいという思いの方が強いです。サンリオといえば20〜30代の女性から支持を得ているイメージも強いと思いますが、実は男性のファンも結構いらっしゃるんです。性別や国等関わらず、サンリオのことをよく知っている人はもちろんのこと、まだよく知らない人にも、その魅力をもっと届けられれば、笑顔の連鎖が広がっていくと信じています。キャラクターという接点やそこにとどまらない事業展開で、世界中を笑顔にする。サンリオにいるからこそ達成できる自分らしい目標だと考えています。
2025年05月21日日本の女性がさらに活躍しやすい社会を実現する「BeliEVE Project」を発足し、2025年3月に新たなブランドスローガン「痛みよ、私よ、とんでゆけ。」を掲げたエスエス製薬株式会社の解熱鎮痛薬ブランド『EVE(イブ)』。4月には『誰もがより働きやすい職場環境を作る社内新制度』を発表し、育休取得者の所属チームメンバーに対する経済的支援や独自開発のメンタリング制度の実施を進めています。社内新制度の発表会を取材したマイナビウーマン編集部。そこで気になった点をエスエス製薬に聞いてみました!▼『誰もがより働きやすい職場環境を作る社内新制度』発表会の様子はこちらから■社内アンケートで本音を引き出し、制度につなげた――新制度導入の背景には「BeliEVE Project」によって集まったたくさんのデータがあったと思いますが、制度の企画・実行までにどのくらいの時間を要しましたか。まずは社員の声を聴くため社内アンケートを2024年11月に実施し、その結果を基に具体的な制度設計を行い、2025年4月の導入に向けて約6カ月を要しました。――新制度を整えるまで、さまざまな部署との折衝が必要だったと存じます。社内改革の実現において大変だったこと、苦労したことはありましたか。部署横断的な調整が最大の難関でした。特に前例の無い「育休取得者チームへの手当制度」では、社内アンケートの結果を示しながら、育休を取得することによる後ろめたさを感じる気持ちを軽減し、育児と仕事を両立できる環境づくりの重要性を説明することに注力しました。■「苦労したからこそみんなが働きやすい環境に」情熱を持ったボランティアメンバーが多く参加――「BeliEVE Project」にはたくさんのボランティアメンバーが参加しているとのことですが、プロジェクトメンバーはどのように集まったのでしょうか。プロジェクトメンバーは社内公募で集まりました。特に印象的だったのは、自身が育児と仕事の両立に苦労した経験を持つ社員が多く手を挙げてくれたことです。部署や役職を超えて、「誰もが働きやすい環境づくり」という共通の目標に向かって情熱を注いでくれました。ボランティアメンバー一人ひとりが自らの経験を率直に語り、制度設計に活かしてくれたことが印象的でした。――今回のような制度は今後、他企業にも広がっていくと思いますか。また、このような制度改革の波を広げていくために、マイナビウーマン読者のような一個人ができることはあると思いますか。このような制度は確実に広がると思います。特に育休取得者のチームメンバーへの手当は、育休を取得する側の心理的負担を軽減する画期的な取り組みです。そして、独自開発のメンタリング制度「BeliEVE Mentoring」もより多くの企業に導入できれば、働く女性の皆さんが、より自分を信じて前向きに進めることにつながるのではないでしょうか。。読者の皆さんも、職場で制度の必要性を声に出すことが大切です。小さな声が集まれば、大きな変化を生み出せると信じています。――ありがとうございました!(協力:エスエス製薬、構成:ミクニシオリ、編集:マイナビウーマン編集部)
2025年05月09日取材・文・撮影:瑞姫編集:杉田穂南/マイナビウーマン編集部戦乱の世にその名を轟かせた、天才軍師・諸葛孔明。彼がもし現代に転生したとしたら?しかも、舞台は渋谷、戦場は音楽業界だったとしたら……。そんな突飛な設定を本気で魅せてくれたのが、俳優の向井理さん。品のある佇まい、静かな眼差し、そして知的で芯のある存在感。ドラマ『パリピ孔明』で彼が演じた“現代の孔明”は、多くの視聴者の想像を良い意味で裏切り、「ハマり役」として高い評価を集めました。そしていま、物語は劇場版へ。『パリピ孔明 THE MOVIE』では、多数のミュージシャン&ダンサーが大集結し、約6000人の観客を動員した“音楽バトルフェス”という新たな戦場に挑みます。再び衣装に袖を通した時のことを「すぐに感覚は戻った」と振り返る向井さんでしたが、その裏にはチームで作り上げた“似合うように作られた”ビジュアルと、関わった人々へのリスペクトが。インタビューでは映画『パリピ孔明 THE MOVIE』の舞台裏と作品に込めた思い、そして自身にとっての“軍師”の存在について聞きました。■“作り込まれた孔明”のビジュアル裏話――ドラマ放送時には、個性的なキャラクターや本格的な楽曲などが話題を集めていた本作。当時の反響はいかがでしたか。結構音楽業界の人が原作を知っていることが多かったので、クランクインする前からアーティスト活動している人に出たいと言ってもらえることが多かったですね。実際にオンエアが始まってみると、過去に共演者した方々や知人からも連絡をいただき、幅広い年代の方が見てくれているんだなって印象でした。自分が視聴者の立場でも、「とりあえず一話見てみよう」と思わせられるようなタイトルとビジュアルの強さがあった作品なので、そういう意味でも反響は大きかったのかもしれません。――映画化が決まった時はどのような気持ちでしたか。映画化が決まった時は、ドラマの撮影が全て終わってしばらく経った頃だったので、すでに作品がちょっと懐かしい感覚になっていたんですよね。そのタイミングでプロデューサーから「来年、映画を撮ります」って伝えられたので、すぐには理解できずキョトンとしてしまいました(笑)。でも、音楽愛に溢れていて、共演者にも本当に恵まれたすごくいいチームでしたし、上白石萌歌さんもそうですけど、森山未來くんも、僕は尊敬している俳優さんの一人なので、また映画という現場で一緒にお芝居できることはすごく嬉しいなあ、と思いました。――実際にドラマが終わってから1年ぶりくらいにまた孔明を演じることになったわけですが、久々に“あの衣装”を着た時はいかがでしたか?一年ぶりぐらいにあの孔明の衣装に袖を通しても、やっぱりすぐ感覚は戻りましたね。染み付いているものがありました。連ドラの時もそうなんですけど、衣装は4回ぐらいフィッティングして、その都度メイクもいろんな人が意見を出しあって、試行錯誤して、最終的にバランスが取れて、あのビジュアルになっているんですよ。なので、すごく似合うって褒めていただくんですけど、衣装さんやメイクさんが“似合うように作ってる”んです。今回特にビジュアルの強さがはっきりとあるキャラクターだったので、しっかり作り込んでもらえたからこそ、違和感なくできたんじゃないかなと思います。本当に衣装さんやメイクさんが素晴らしかったなと思います。■前代未聞の大規模ライブ撮影はまるで部活のようだった――ドラマでは本格的な楽曲とライブシーンが話題、映画ではたくさんの豪華アーティストも出演されたフェス映画となります。苦戦した場面や印象に残っているシーンはありますか。『のだめカンタービレ』とか『BECK』とか、音楽ものは割とやってきた方ではあるのかなとは思うんですけど、これだけいろんなジャンルのアーティストが揃う作品っていうのは、あまり見たこともやったこともなくて、どういう作品になるんだろうっていうのは正直ありました。台本を見た段階では全く分からなかったんです。もちろん、ストーリーの主軸に関しては、ドラマと同じ英子と孔明の話なんですが、映画で言えば一番派手になるのはあのフェスのシーン。「次はこのアーティストです」みたいなセリフがあっても、誰が来るかは書かれていないので、分からない。劇中のフェスも“パリピ孔明のイベントをやります”っていうていでお客さんを呼んだので、僕が冒頭、「実は映画化します。だから、今日は撮影です」「僕の計略にはまって集められたみなさん」っていう言い方をして始まったんです。――リアルに軍師・孔明の計略にハマって集められた観客なんですね。実はあのフェスのシーンは一日で撮ったんです。ライブチームを呼んで、カメラも13台あって……。まだ誰もやったことがないようなやり方で、本当のライブみたいに全部撮影が進んでいくんですよね。あれだけのボリュームを一日で取り切るって、僕の今までの経験上からしても「ちょっと難しいかも」って思ったんですけど、意外にも予定より早く終わって。だから、プロデューサーとかすごいテンション上がってましたね。「本当に撮れた!」って。撮影中は僕も走ってたし、裏でみんな走り回って、なんか久しぶりに部活みたいな撮影だなって、いい思い出になりました。■自分にとっての“軍師”はマネージャー――作中ではドラマに引き続き英子の軍司を務める向井さんですが、向井さんご自身にとっての軍師的な存在はいますか?マネージャーですね。基本的に全部の仕事を決めるのはマネージャーなので。自分の好きなことや、やりたいことだけだと偏る気がするので、そういう意味で「あ、こういうこともやった方が良いんだな」とか、やった結果「やっぱりやってよかったな」って思うことが多いです。今回の『パリピ孔明』みたいな意外な役だったりとか。もちろん、全部が全部そうってわけではないですけどね。オーディションでもオファーでも、大勢の中から選ばれないとできない仕事なので、選んでいただいていることが一番大きいですし、ありがたいんですが、その限られた時間の中で何をやるかっていうのを決めるのはやっぱりマネージャー。なので、そこは自分にとっての軍師的な存在なのかなと思いますね。4月から独立したので、本当に2人でやっている感じですし、ついてくれて十年ぐらいになるので、信頼しています。――逆に向井さんが作中のように軍師的な存在になることはありますか?上白石さんは、現場での向井さんの立ち振る舞いを見て「向井さんこそ本物の軍師だ」とおっしゃっていたそうです。今回の役柄とリンクしているところで言えば“支える側”なんですよね、例えば、今回の映画であれば、ミュージックバトルアワーズっていうフェスをやるんですが、僕は役柄としてもステージ上でパフォーマンスはしないですし、実際にアーティスト活動もしてない。なので、普段からステージの上に立つ人たちが気持ちよくパフォーマンスできるようにすることが、この映画のクオリティにつながってくると思っていたんです。萌歌さんは今まで連ドラを10話一緒にやってきたからこそ、色々と遠慮せずに言えることもありましたけど、今回初めましての人たちは、いつもの自分たちのステージではなく映画の撮影でステージに来るっていう意味で、誰もホームの人がいない。自分は歌手活動をしていないですけど、もし自分がその立場だったらやっぱりちょっと緊張するし、遠慮すると思ったんです。だからこそ「もうとにかく楽しんでもらおう」って思って、なるべく袖とかバックヤードにいる時は話しかけるようにはしてました。――軍師は結構戦略的な頭脳派タイプですが、向井さんご自身も仕事においてそういう考え方はあったりしますか?戦略的ではないかもしれませんが、分からないことや単語があれば絶対調べますし、事前準備はしっかりするタイプです。今はもう何でも調べられる時代なので、前よりはすごく準備しやすくなりましたけど、先を読むにはやっぱり事前準備が必要だと思います。ただ、なんとなく当てずっぽうでっていうことじゃなくて、経験からくる裏付けがないと先は読めない。だんだん先が読めるようにはなってきてはいますが、それだけだとどうしてもこうステレオタイプになってしまって面白くなくなるじゃないですか。なので、そこを壊そうともしますし、一つの手法に頼らないようにはしてます。いろんな角度から見ないと人間って分からない。だから、キャラクターを演じるにしても、“このキャラクターはこういう喋り方しかしない”というように決めつけずに、いろんな可能性を持たせるよう心がけています。『パリピ孔明 THE MOVIE』現代に転生した天才軍師・諸葛孔明が挑むのは、豪華アーティスト大集結!! 史上最大の音楽バトルフェス。三国志最大のライバルと頭脳戦を繰り広げる孔明、最後の戦い――。果たして孔明と英子は、音楽の力で“天下泰平”を成し遂げることができるのか――?公開日:劇場公開中原作:『パリピ孔明』 原作・四葉夕ト 漫画・小川亮(講談社「ヤングマガジン」連載)監督:渋江修平脚本:根本ノンジ配給:松竹
2025年05月02日取材・文・撮影:瑞姫編集:錦織絵梨奈/マイナビウーマン編集部スタイリスト:笠原百合ヘアメイク:原田琴実“あたし今最上級に可愛いの!”というフレーズから始まる、超ときめき♡宣伝部の『最上級にかわいいの!』。誰でも一度は聞いたことあるこの曲は、昨年TikTokを中心にバズり、日本レコード大賞では「作詞賞」を受賞。 TikTokでは総再生回数12億再生、YouTubeに公開されたMusic Videoは1400万再生と大ヒットを記録し、大きく注目を集めました。そんな2024年のヒットソング『最上級にかわいいの!』で歌い出しの“あたし今最上級に可愛いの!”をキュートに歌っているのが、超ときめき♡宣伝部の最年少20歳の菅田愛貴さん。“令和一可愛いアイドル”として人気を集め、アイドルだけでなく、俳優やモデルとしても活躍し、『ラヴィット!』(TBS系列)ではシーズンレギュラーを2シーズンに渡り務めています。2025年3月3日に発売した初の写真集『すのあき』では、菅田さんの普段とは違ったひとりの少女としての自然体な“素”が見られるということで、今回は写真集の裏話から、みんなが気になる菅田さんのプライベートな一面なども聞いてみました。■「すのあき」は真面目な天使――まずは自己紹介をお願いします。スターダストプロモーションに所属している、20歳の菅田愛貴です。超ときめき♡宣伝部という6人組のグループに所属していて、“超ときめき♡レモン”として黄色の衣装を身にまとって、普段は歌ったり踊ったり、パフォーマンスをしています。――ありがとうございます!今回発売する写真集では、普段のアイドルとしての姿ではなく、ひとりの少女としての「すのあき」が見られるんですよね。はい!ひとりの少女としての素の私がたくさん詰まっています。写真集の背表紙の最後のページに浮き輪でプカプカ浮いてる写真があるんですけど、この写真が一番素に近いリラックスしてる私かなって思います。――菅田さんといえばいつも元気で笑顔のイメージが強いですが、「すのあき」はどんな性格ですか?普段から何事も楽しんで生活しているので、皆さんが知ってる菅田愛貴とそんなに違いはないかなと思いますが、ファンの方からは天使みたいだねって言っていただくことが多いです。メンバーからは真面目だねって。――メンバーから見た真面目な菅田さんはどういうところなんでしょう?お仕事の前に、ちゃんと資料を読んだり調べたり、準備してから現場に向かうようにしているので、そういうところかな?って。一つ一つのお仕事を大切にするように気をつけてます。■写真集の順番やデザインにもこだわり――写真集の撮影で印象に残ってるエピソードはありますか?2日間に渡って写真集の撮影をしたんですけど、衣装がたくさんあったので時間との勝負だったんですよ。最後にきれいな海辺で夕日と撮りたいと思っていて、本当にギリギリのギリギリまで攻めて、何とかきれいなお空と撮れたっていうのがすごく思い出深いです。撮影が終わったときにはもう真っ暗で、間に合って良かったなと思いました。――写真集の中で一番お気に入りのカットを教えてください。女性に人気なのは、この白いワンピースを身にまとっている“天使カット”。天使カットって勝手に呼んでるんですけど、青空がめちゃめちゃきれいに入って。草の緑と空の青さが良い感じにマッチしててお気に入りです。――たしかに天使みたいですごくかわいいです……!写真集もいろいろと菅田さんがこだわられたんですよね。本体の表紙(カバーをめくった部分)にもこだわってドアップにしました。写真のセレクトとかもたくさん会議を重ねて。最後は笑顔で終わらせたいと思って笑顔のページにしたりとか、順番もそうですし、元々のデザインを参考にしながら白枠の大きさや配置も決めました。もう何十時間なんだろうってぐらい、本当にフラフラしながら、お菓子を食べながら、いっぱい考えて本当にこだわりまくった一冊になっています。全ページゆっくりと目を通していただけたらなと思います。■夢は大好きなお菓子のCM――グループの勢いもどんどん増していますが、菅田さんの今後の目標を教えてください。今年占い師さんに占ってもらったんですけど、「願い続ければその夢はかなうよ」っていただけたんですね。私もなんか今年は本当に「絶対良い年になる!」って1月1日から思ってて……。なんかもう、違ったんですよ!今年はちょっと違う気がするーってわくわくしたんです。だから、やりたいことを明確にいっぱい書き出して、少しずつでも良いので夢をかなえていけたらなと思います。――具体的にこういうことがしたい!みたいなものはありますか?お菓子が大好きなので、お菓子のCMとかイメージキャラクターとか、心から大好きな気持ちでその商品と携われると思うので、お菓子関係の仕事をしてみたいと思ったりします。グループではみんなで一緒に海外行きたいねって話してるので、海外公演。今年も行けたらいいなって思ってます。パリとロサンゼルスに行きたい!キラキラしてるから!――すてきです。ちなみに、プライベートでの目標もあれば聞きたいです!運転免許をとること。学校には入学したので、あとは通うだけです。私はゴーカートが大好きなので、運転多分上手だと思います!――ありがとうございました!インタビュー後、報道陣向けに行われた1st写真集『すのあき』発売記念イベント前取材会では、取材後にサプライズでお母さんからの手紙が送られる場面も。マネージャーから手紙が読み上げられると、思わず菅田さんの瞳からは涙がこぼれていました。笑顔でインタビューに答えてくれた菅田さんも、20歳の少女らしい泣き顔を見せ、「どうしよう!めっちゃ泣いちゃった」「ボロボロだけど、かわいい?」と照れる “すのあき”さんも、どちらもとても魅力的でした。今後もアイドルだけでなく、さまざまな活動をしていく菅田さんの姿に注目したいです。菅田愛貴1st写真集『すのあき』(株式会社SDP)「令和一可愛いアイドル」として大注目の【超ときめき♡宣伝部・菅田愛貴】初の写真集。「すのあき」というタイトルに込められたテーマの通り、アイドルとしての姿ではなく、ひとりの少女としての自然体な魅力をたっぷり堪能できる一冊。価格:3,300円(税込)撮影:三瓶 康友販売先リンク:
2025年03月21日取材・文:瑞姫撮影:稲垣佑季編集:錦織絵梨奈/マイナビウーマン編集部スタイリスト:十川ヒロコ(THIS)ヘアメイク:杉田和人(POOL)ドラマ『トリック』シリーズをはじめ、『天空の蜂』、舞台「テンペスト」など、数々の作品でタッグを組んできた堤幸彦監督と仲間由紀恵の10年ぶりのタッグとなる映画『STEP OUT にーにーのニライカナイ』が3月14日(金)に全国公開されます。本作は、ダンスに情熱を燃やす少年と家族の絆を描いた感動のダンスストーリー。故郷である沖縄が舞台のこの作品で、仲間さんはホテルの清掃とスナックの仕事を掛け持ちしながら、不器用ながらもふたりの子どもを明るく育てるシングルマザーの朱音役を演じています。プライベートでも二児の母であり、今年、30周年を迎える仲間さん。これまで数々の役を演じてきた仲間さんが、故郷の沖縄で自身と同じふたりの子どもを育てる母役を演じて感じたこと……。そして、20代~30代の頃と今とで変わった役作りや役への向き合い方、仕事に対する価値観の変化について聞きました。■故郷・沖縄で、同じ二児の母を演じる――今回は故郷である沖縄での撮影でしたが、普段東京で生活されていて、沖縄に住んでる人としての役を演じることへの思いを教えてください。やっぱり、自分が生まれ育った街、地元を舞台にした物語のお仕事ができること、それに参加できるっていうこと自体がすごくうれしいですし、ありがたいですね。ちょっと不器用でガサツな部分があったり、母親としてまだまだ未熟な面がある朱音役を、地元である沖縄の空気感の中で演じられるのはすごく良いなと思いました。東京で同じ役を演じるのとはまた違うだろうなと感じていたので、すごく愛着しかないって感じがします。――特にどういった部分が沖縄ならではの空気感だと思いますか?やっぱり、島のおおらかな部分ですね。朱音は生活が苦しくて仕事も掛け持ちで……みたいなところもあるんですけど、どこかあっけらかんとした強さを持っている。仕事中も、うつむいて仕事をしているのではなく、プレッシャーに追いやられてるっていう感じでもなく、“何とかなるかな”っていう島の人らしいおおらかさや明るさを持って、前向きに仕事をしている。そういう感じをすっと素直に演じることができたのかなと思います。――なるほど。演じる上で苦労したところはありましたか?監督が最初「あまり自分が見たことない仲間さんが演じる母親像をお願いしたい」とのことだったので、苦しい生活の中で、気持ちもいっぱいいっぱいで、自分のことには手が回ってないところや貧しさを表現するために、服は2〜3着を着回しをしていこうとか、髪の毛も自分で染めたような色だったり、ネイルも監督が「ちょっと伸びてるみたいな感じがいい」みたいな……。今までそこまで細かい役作りをやったことがなかったので、どうやって生活感があるように見せていこうかなっていうのは、今回はよく考えたなと思います。――同じ二人の子どもを育てる母である朱音役を演じてみて、改めて感じたことはありますか?朱音の役をやっていてすごく幸せだなと思ったのが、映画の後半に大失敗を犯した朱音が、息子・踊(よう)に自分の気持ちを不器用ながらも伝える大事なシーン。朱音はどん底の気持ちの中、「こんな駄目な母親で本当にごめんね」「自分でももうわかんない」みたいなことを考えて吐露してる中でも、踊は真っ直ぐ前を向いていて諦めてないんですよね。その純粋で強い瞳を見たときに、すごくすてきだな、頼もしいなって思って、とても感動したんです。朱音として感動したのか、私として感動したのか、ちょっとわからないんですが、すごく感動して。こういう瞬間に立ち会えるのって本当に幸せだなって感じましたね。――子どもの成長に驚かされて、大人がハッとさせられることってありますよね。そこから自分もパワーをもらうことができたし、それで朱音は気持ちを切り替えて、母親として一歩上に抜けることができた瞬間だったなと感じました。子どもたちの純粋さや、前を向く直向きさには、役と離れた普段の自分の生活の中でもハッとさせられることってあるので、子どもの可能性はすばらしいなと。■10年ぶりのタッグで感じた揺るぎないものと変化――本作品は堤幸彦氏との10年ぶりの作品ですね。撮影現場の雰囲気はどうでしたか。懐かしいなと思いましたね。堤監督は「欲しい画はこう」とか「撮りたいものがこう」とか、自分のやりたいことをスタッフさんにきちんと伝達するのがすごく上手くて、的確な指示を皆さんにパパッとできる方なんです。ただ、ちょっとテンポが速いので皆ワーッて慌てちゃったりもするんですけど……(笑)。その感覚やテンポの良さ、明るさによって、現場の人たちが何でも言い合えるような雰囲気の楽しい現場になるんですよね。――なるほど。良い空気感で撮影ができたんですね。あと、今回は“オール沖縄でいきたい”という強い意志があって、全てではないんですけど、ほとんどの役者さんが沖縄の人や沖縄に住んでいらっしゃる人で、スタッフさんもほとんどが沖縄の方なんです。東京から何名か行ってますが、でもほぼ沖縄のキャストさんとスタッフさん。堤監督が作るテンポの良さと、そもそもの沖縄の人たちの明るさが合わさって、みんなが元気良く明るく、分からないこともすぐ監督に聞くことができる環境になってました。堤監督って現場でおもしろいアイディアをポンポン出すんですけど、現場のみなさんがおもしろがって「こういう感じはどうですか」って提案するので、より良いアイデアが生まれて行ったんだと思います。――現場でどんどんアイデアが生まれて、作品がより良くなっていく。監督は昔から本当にセンスがすごく良くて“さすがだな”って思うところがたくさんあるんですよ。本当にちょっとしたアイデアがすごくおもしろいし、どんどん思いつくので、現場でパッと思いついたことがカットの雰囲気をより良くしてくれる。『トリック』の時も、「これやって」「あれやって」「このギャグやって」っていうことも多くて……。その昭和のギャグが分かりません!って言ってすぐに調べてやったりしていましたね(笑)。――そんなことがあったんですね……!現場で生まれるアイデアの量も多いし、テンポも速いので当時はついていけない!ってなっていた事もありました。でも、本当におもしろいので、スタッフもキャストもみんながおもしろがって取り組めるっていうのが堤組だと思います。――逆に、10年ぶりのタッグで「ここは変わったな」と感じた部分はありましたか?『トリック』の時は本っっっっっ当に大変な撮影期間を過ごして……! カット割りって普通は段とか無くて縦に分かれているだけなんですけど、堤監督のは1ページに3段カット割りがあって1シーン300カットとか平気であったんです。これもうてっぺん(深夜0時)超えるな〜って時もあったんですけど、もう今はすごくカット割りが少なくシンプルになってましたね。今回は映画だからってこともありますけど、カット割りが洗練されていました(笑)。テンポが良いので終わりも早いですし……。阿部(阿部寛)さんに言いたいですよ。「すごいですよ!今の監督、パワーアップしてます!」って。■役から得てきたパワーや価値観――今年で30周年を迎える仲間さんですが、これまでを振り返ってみていかがですか?20代も30代もがむしゃらに仕事をして、目の前の役を一生懸命こなしてきました。スケジュールが少ない中で大変なこともありましたけど、役から元気をもらったり、パワーをもらったりして繋いできたかなという感じ。「この役できるかな?」「体力持つかな」って不安もありながらも、『ごくせん』のヤンクミだったら、生徒たちにかける前向きな言葉みたいなのものの中から、自分も前向きさや強さをもらった気がしますし、そういう価値観を私は作品の中の役で培ってきたのかなと思います。――すごくすてきです。それはご自身が出産を経験してからはまた変わったりしましたか?やっぱり育児に時間を割くことが多くなって、自分の中で「大丈夫かな」「うまく回ってなくて不安だな」と思っている時期もありました。けれど、こうしてなんとなく自然なリズムの中で仕事をまたちょっと続けていく中で、やっぱり改めて“信じることの強さ”とか、“怖がらずに前に進んで行ってもいいんだよ”とか、私が今まで作品から貰ってきた価値観みたいなものはあまり変わらず、ずっと自分の中にはあるような気がします。――仕事への向き合い方や価値観に変化はあったのでしょうか。役や作品に対して昔よりちょっと理解が深まるようになってきましたし、より集中してアプローチできるようになってきたかなと思います。今の生活だからですかね。台本を覚える、台本を読む、役作りをする……という時間が、一日の中で前よりもやっぱり取りにくくはなってきたので、何日か時間をかけてしっかりと準備をするようになりました。――少しずつ、人生に合わせてアップデートされているんですね。では最後に、作品を通して伝えたいことを教えてください。子供たちが夢を持って進んでいきたいってなったときに、親としてどんなことをしてあげられるか、どういうふうな感じで送り出してあげられるかなっていうことも描かれているお話です。子育て真っ最中の方、若い人たちにも、夢を追いかけるときの最初のわくわく感とか不安とか、そういうものが自分にもあったなというふうに、懐かしんで見てもらえるような部分もあると思うので、ぜひいろんな方たちに見ていただきたいです。映画『STEP OUTにーにーのニライカナイ』堤幸彦×仲間由紀恵10年ぶりの再タッグ!独自の環境とカルチャーによって、暮らしの中に音楽やダンスが溶け込む沖縄。母親の朱音(あかね)、妹の舞(まい)と3人暮らしの照屋踊(よう)は、ダンススクールのリサに憧れ、ダンスを始める。朱音は家計を支えるためスナックで働き、人とのかかわりが苦手な舞はスクールの前でいつも兄の姿を一心に見つめていた。やがて踊はリサとペアを組むようになり、だんだんとその才能を開花させていく。そんななか、朱音のもとに一本の電話があり、ある男が訪ねて来る。偶然、家の前で男を目撃する踊。後日、テレビでダンスオーディションを開催すると発表した音楽プロデューサーのHIROKIが、その人だった……。リアルな沖縄の日常と空気感の中で、ダンスを通して少年の挑戦と成長、家族の絆を描くヒューマンドラマ。監督:堤幸彦共同監督:平一紘脚本:谷口純一郎配給:ギャガ/配給協力:大手広告/©「STEP OUT」製作委員会◇衣装協力ノースリーブドレス209,000円、ショートジャケット220,000円/FABIANA FILIPPITEL:03-3239-0341靴/スタイリスト私物
2025年03月14日取材・文:瑞姫撮影:稲垣佑季編集:錦織絵梨奈/マイナビウーマン編集部スタイリスト:藤長祥平ヘアメイク:KABUKI RYOTA⾏き場のないエネルギーをケンカで発散していたヤンキーが、ダンス、そして仲間と出会い、新たな⽬標に向かって突き進んでいくダンス✕アクション✕友情ムービー『バトルキング!! We’ll rise again』。その続編となる、映画『BATTLE KING!! Map of The Mind -序奏・終奏-』、二部作の前編となる序奏が2月14日(金)に公開され、後編となる終奏が3月14日(金)に公開されます。真っ直ぐで仲間思いな主人公・高坂源二郎を演じるのは、前作に引き続きダンス&ボーカルグループ ONE N’ ONLYのメンバーとして活動する山下永玖さん。ONE N’ ONLYといえば、TikTokのフォロワー数が日本人男性音楽アーティスト1位の580万人超え、TikTokの合計再生回数は5.2億回にも上り、注目していた方も多いのではないのでしょうか?歌やダンスだけでなく、演技やアクションなどONE N’ ONLYで見せる姿とはまた違った、複雑な心境や葛藤、大胆なアクションシーンを観ることができる今作の見どころと共に、山下さんの魅力を紐解いていきます。■源二郎という人物は僕でもある――最初に自己紹介をお願いします。ONE N’ ONLYの山下永玖です。普段は歌って踊るダンス&ボーカルグループで活動していまして、最近だと結構いろんな個人の仕事も増えてきたりしてます。特技は、ずっと昔からやっていたドラムとギター。あとスポーツが得意なので、最近は体を動かす仕事もいただいています。――多才ですね……!前作の「バトルキング!!-We’ll rise again-」の続編となる、主演映画『BATTLE KING!! Map of The Mind -序奏・終奏-』はどんなストーリーなんでしょうか。前作はケンカに明け暮れていたヤンキー達が夢を見つけて突き進む姿を描いてたんですが、今回はそこから2年後の物語。僕たちの弟分である龍之介が闇落ちというか、ちょっと違う方向に進んでしまうんですよね。仲間と共に結成したダンスチーム「Jackpoz」は、 「バトルキング」っていうダンス大会の世界一を獲るために活動しているんですけど、そういう姿が龍之介にとってはちょっと居心地が悪くて。でも龍之介も大事だし、バトルキングを獲るのも大事で、そういう究極の選択を迫られる、葛藤している姿とかも今回は見られると思います。――それぞれのキャラクターの心情の変化がより繊細に描かれていそうですね。今回は源⼆郎と⼭縣が絡むシーンもすごく多くなっているので、一人ひとりのアクションもそうですし、役どころにもフォーカスされているので、そこも見てもらえたらうれしいです!――山下さんが演じる高坂源二郎と似ている部分はあったりしますか?そもそも役をもらう前に瀧川元気監督と今までどういう人生を歩んできたのかっていう話をしたんです。その時に元気監督から、「源⼆郎は永玖くんが似合うよね」っていう話をいただいて源二郎になったので、似てるところはたくさんありますね。――どういったところが具体的に似ていると思いますか?真っ直ぐなところもそうですし、プライドが高いところもそうですし、本当に源二郎という人物は僕でもあるのかなって思ってます。闘志を燃やす心というか、負けず嫌いなところがあって、常に一番でありたいんですよ。ただ、そういうところは似ているんですけど、ヤンキーってまた別だったりするので、そこをどうやって表現したらいいのかな?っていうのはありました。ただ、元々ヤンキーものが好きだったんですよ。そういう映画を見たりして、いろいろな影響も受けましたし、僕は出身が山梨で田舎だったので、ヤンキーっぽい子もいたので、一から作るというよりはいろんなものを参考にしました。■迫力のアクションシーンに注目――前作では夢を追うことのすばらしさに気づいた源二郎でしたが、今作での源二郎の注目ポイントを教えてください。今回はヤンキーだった源二郎が更生してからの物語。ただ、根の部分がヤンキーっていうのはちょっとあると思うので、そこはあまり変わらずに源二郎のままで演じたいなとは思ってました。あとは、前回はヤンキーということで役作りも大変だったんですけど、今回は役作りというより、相手との関係値とか、アクションも多かったので、体づくりをめちゃめちゃやりました。――体づくりはどういったことをされたのでしょうか。その前からスポーツの番組とかもあったので、すでに鍛えてはいたんですけど、自分の体重を使って負荷をかける「ディップスバー」っていう器具を買って家でやったりしました。あと、ダンベルを買ってやったりとか……。ジムには行かず、自重でやりましたね。腕が上がらなくなるまでやったりしました。――すごい……!今作はパワーアップしたアクションも見どころなんですよね。⼭縣とのアクションシーンが多いのでそこにも注目してほしいです。すごくやりやすかったんですよ。間合いというか、テンポ感とか。稽古自体は何回かあって、そこでは型を決めたりとかはあったんですけど、なかなか時間もなくて本番までに100%にまで仕上げられなくて。でも、本番の現場でいろいろ練習したり、見直したりとかしていくうちに、アクションを通じて気持ちのキャッチボールができたのがすごく僕的に良かったですね。――アクションがお好きなんですね。アクションものが好きなので、やっぱり演じていて楽しいです。自分の体を使って魅せれる役者にもなりたいので、キックボクシングに通って基礎からやったりしています。――映画『BATTLE KING!! Map of The Mind -序奏・終奏-』のアピールポイントを教えてください。“夢と仲間”っていう究極の選択をいろいろな人が迫られてる中で、それぞれが何を選択するのか。今って卒業、異動など人生の節目を迎える人も多いシーズンで、そんな場面にいる方は何を犠牲にするか自分で決めるのって難しいですよね。源二郎で言えば仲間のことを思っているので、龍之介を助けるために行動したりとか、自分の思うままに進んでもらいたいなっていうのも、この作品で見てもらいたいです。あと、今作ではそれぞれの中学校時代の話も描かれているので、どういうふうに「Jackpoz」や「源愛甲斐」ができたのかとか、⼭縣はなんでこういうふうになっちゃったのかっていうのを知れるので、そこも注目してほしいですね。――ちなみに、山下さんが究極の選択に迫られた際はどうしますか?自分の気持ちのまま、一番最初に感じたものに僕は向かうし、そこで違ったなって思ったらまた別の選択肢を見つければ良いと思いますし。いろいろあるので、道は。自分がこれだなって思うものを突き詰められれば良いと思います。――なるほど。最後に、源二郎はダンスで世界一を目指していますが、山下さんの今の夢、目標を教えてください。ONE N’ ONLYの夢はやっぱりドームに立つこと。春ツアーで武道館も決まっているんですけど、コツコツONE N’ ONLYらしく泥臭くやっていきたいなっていうのもありますし、個人で言うといっぱいあって、それこそアクションの作品もたくさん出たい。あと地元が好きなので、山梨の観光大使になりたいです!――ありがとうございました!『BATTLE KING!! Map of The Mind -終奏-』3月14日公開かつては喧嘩に明け暮れていた⾼坂源⼆郎(⼭下永玖)はダンスと出会い、直江愛之助(⾼尾颯⽃)、甲斐⽞武(草川直弥)、鞍⾺憲⼀郎(上村謙信)、真⽥晋作(関哲汰)、早⼄⼥以蔵(沢村玲)ら仲間と共に「Jackpoz」を結成。ダンスで世界⼀を⽬指すべく充実した⽇々を送っていた。そこに、2年前に⼭縣⻁太郎(森愁⽃)を負傷させた罪で少年院にいた、弟分の直江⿓之介(⾼尾楓弥)が戻ってきて……。配給/S・D・Pbattleking-movie.comⒸ映画「BATTLE KING!! Map of The Mind」製作委員会
2025年03月13日2020年1月に@cosme初のフラッグシップショップとして開業した原宿駅前の「@cosme TOKYO」。5周年となる2025年の3月5日、さらに進化してリニューアルオープンしました。「今まで以上に、みなさんが楽しい商品に出会えるようパワーアップしました」と話すのは、アイスタイルリテールの南 真彩さん。今回のリニューアルを担当した南さんに、新「@ cosme TOKYO」の楽しみ方を教えていただきました。新しく取り扱いが開始された注目フレグランスブランド、「PARFUM SATORI(パルファンサトリ)」も要チェックです。はじめてさんもリピーターも楽しい!思いがけない出会いを楽しめるお店に進化目的が無くとも、訪れるだけですてきなコスメに出会える場所として人気を集めてきたコスメのテーマパーク「@cosme TOKYO」。リニューアルによって売場面積が約1,380平米に拡大し、ブランド数や商品数も大幅に増加しました。「店舗の特徴として原宿駅前にお店があるので、リニューアル前からふらっと気軽に立ち寄っていただけるお店でした。リニューアルではさらにユニークな品ぞろえにしたり、ラグジュアリーブランドを中心に新しいブランドの取り扱いをはじめたりと工夫し、みなさまが思いがけないようなコスメと出会えるような場所を目指しています」(南さん)ターゲットは都内在住者や地方から遊びに来る旅行者に加えて、インバウンドにも注力。英語や中国語表記の手書きのポップを設置し、@cosme TOKYOや各ブランドのスタッフも対応できるようにしていると言います。はじめて@cosme TOKYOに遊びに来る人におすすめの周り方は、まずcosme TOKYO のシンボルでもある1階の「ベスコスタワー」へ。ここには@cosmeでベストコスメを受賞してきた大人気商品が360度並んでいて、口コミでみんなが評価するコスメを見ることができます。そして1階・2階をぐるっとまわり、「セールスランキングコーナー」で@cosme TOKYOで「今」売れているアイテムをチェック。セールスランキングコーナーは以前からありましたが、1階はスキンケアランキング、2階はメイクアップランキングとパワーアップしています!「1階・2階は既存の売場ですが、道幅が広くなっていて、水台の数も増え、リピーターのみなさんにも変化を感じていただけると思います。毎月のように新しい商品が登場するので、取り扱い商品の幅の広さにもご注目ください」(南さん)今回のリニューアルで、特に話題となっているのが新設された「3階」。「フレグランスコーナー」はフレグランスを選ぶ時に「さまざまなブランドを比較して試せる場所が少ない」と悩みを持っている人が多いという背景を踏まえ、約70ブランド・約400SKUのフレグランスから選べるようになっています。「今まではブランドごとの売場でフレグランスが並んでいましたが、あらゆるブランドのフレグランスをフラットな世界観で見られるようになりました。フレグランス専門店や、百貨店に並ぶラグジュアリーブランドのフレグランスなど、入店にハードルの高さを感じるお店のフレグランスも気軽に試せるような空間づくりを目指しました」(南さん)4月中旬以降に3階で展開予定の新しいサービスが「セルフラッピングコーナー」。簡単にプロのようなラッピングができる「toi et moi(トワエモア)」プロデュースのラッピングボックスで、コスメなどをかわいく包むことができます。ありがたいことに、@cosme TOKYOで購入した商品以外も包んでOKです。「プロでなくとも、誰でもきれいなラッピングができるサービスです。今後は@cosme TOKYOオリジナルボックスや、ブランドとのコラボレーションボックスなどもつくりたいと検討しています」(南さん)世界的に評価されたパルファンサトリも試せる!ニッチフレグランスを気軽に体験3階のフレグランスコーナーで、特に注目なのは日本の新進気鋭のニッチブランド。それまでは直営店やイベントでしか手に取れなかったようなニッチフレグランスを気軽に試せるようになり、「PARFUM SATORI(パルファンサトリ)」もそのうちの一つです。パルファンサトリは日本の美意識と伝統を感じられる香りが魅力。調香師の大沢さとりさんは茶道・華道・香道に精通し、その伝統を「フレグランス」で表現しています。「特別な日につけるものではなく、日常的に心地良いと感じる香水づくりを心がけています。特に日本はパーソナルエリアを大切にする人が多いので、自分の周りがほのかに香るようなフレグランスが好ましいと考えています。若い方が、オフィスなどでもつけてくださるとうれしいですね」(大沢さん)パルファンサトリは六本木にお店があり、@cosmeでの販売は今回がはじめて。原宿に遊びに来る、若い人たちにもブランドを知ってもらえたら、と期待しているそうです。「直営店は奥まった場所にあり、はじめて訪れる時はハードルの高さを感じるかもしれません。@cosme TOKYOでブランドを知っていただき、気に入ったらフレグランスの専門家が詳しく説明する直営店に立ち寄っていただけるとうれしく思います」(大沢さん)@cosme TOKYOではパルファンサトリのフレグランスを10種類以上試すことができ、一押しは「SATORI(21,120円)」、「HYOUGE(15,840円)」、「SAKURA (21,120円)」。世界香水ガイド「Perfumes:The Guide」にパルファンサトリは日本の独立系ブランドで初めて掲載され、この3種類は4つ星を獲得しています。「SATORI」は伽羅(香木)で日本を表現した、心落ち着く香り。日本人の心の琴線にふれるようなフレグランスです。華やかなフレグランスが好みの人には「SONNET(15,840円)」がいちおし。甘い桃のようなオスマンサス(キンモクセイ)がフローラルに香り、幸福感と感傷的な記憶を呼び起こします。SONNETは著名人の愛用者も多く、プレゼントにもぴったり。ぜひ一度は試してほしい香りです!「キンモクセイが香るSONNETは若い女性に人気です。その他、5種類の香りを試せるトライアルセット(9,680円)もあります」(大沢さん)各ブランド店舗を回らないと手に入らなかったような商品が一同に集まり、これまで以上にワクワクする店舗へと進化した「@cosme TOKYO」。特にフレグランスは、今まで経験の無いような香りに出会えるはずです。あなたにとっての、“運命のコスメ”を探しに行ってみてくださいね。@cosme TOKYO所在地:東京都渋谷区神宮前1丁目14-27HP:リニューアルポイントの概要はこちらをチェック!リニューアルした@cosme TOKYOで買いたい7つのコスメ(撮影・取材・文:小浜みゆ)
2025年03月12日取材・文:ねむみえり撮影:大嶋千尋編集:杉田穂南/マイナビウーマン編集部これを「愛」と言うのだと、はっきりと分かった。2025年3月7日(金)に公開される映画『35年目のラブレター』は、実話をもとにした作品となっている。幼少期にとある事情で文字の読み書きを習わないまま大人になった西畑保(笑福亭鶴瓶)と、そんな保を支え続けた西畑皎子(きょうこ・原田知世)の夫婦関係は、あまりにも温かく、だからこそ涙する場面も多くあった。そんな夫婦の温かさは、2人が出会った当初から変わらない。35年前の保(重岡大毅)と皎子(上白石萌音)を見ていると、この2人は出会うべくして出会ったのだと思わずにはいられなかった。今回お話を伺ったのは、若い頃の皎子を演じた上白石萌音さん。彼女は皎子を演じながら、どんなことを感じていたのだろう。■言葉の選び方はその人を映す――『35年目のラブレター』は実話を元にした作品ですが、西畑さん夫婦のエピソードや、映画全体のストーリーを知った時に、どのような印象を抱きましたか?これが愛なんだな、というのを示してくれる、大きな力のある作品だと思いました。しかも、こんなに美しくて温かいお話が実話であるということが、とてもうれしかったです。――上白石さんは青年期の皎子さんを演じられていましたが、皎子さんのことをどのような女性だと感じましたか?皎子さんの職業はタイピストで、普段から言葉を扱っているお仕事をなさっているからなのかもしれませんが、言葉選びがすごくすてきな女性だなと思いました。難しいことや、奇をてらったことを言わず、相手のことを思いながらも、自分の心とも照らし合わせて、シンプルで温かい言葉を選んで手渡す方なんだなと。――確かに、皎子さんの言葉からは、常に相手を思う気持ちと温かさを感じました。言葉の選び方って、その人を映すと思うんです。皎子さんの言葉は、私の心も照らしてくれているような気がしていたので、皎子さんを演じることで言えたうれしい言葉ばかりでした。それと同時に、保さんにとっても大切な言葉がたくさんあるんだなということも感じていました。――演じていた中で、一番すてきだなと思った言葉はなんですか?保さんが、本当は自分が読み書きができないということを皎子さんに打ち明けた後に、保さんに向かって言う「つらかったなぁ」というセリフですね。それって、その人にしか分からないつらさがあることを分かった上で、最大限の寄り添いが乗っている言葉だと思って。つらかった人に対して、つらかったね、と言うのはすごく勇気が必要だと思うんですが、それをポンと相手のために出せる皎子さんはすごい人だなと思いました。――「つらかったなぁ」は、短いながらも皎子さんの思いが詰まっている言葉ですよね。だからこそ、演じる上ですごく難しかったところでもありました。でも、そのセリフが自然に出るくらい、重岡さんが演じる保さんに寄り添おうと思いました。――本作を通じて、いくつになっても挑戦する勇気をもらう方は多いと思います。上白石さんは今作を通して何か学びや成長を感じたことはありましたか?重岡さんから学ぶことはとても多かったです。役への臨み方やお芝居への取り組み方が本当に誠実で真剣で。撮影現場でしっかり自分の意見を伝えているんですが、その時の言葉選びが素晴らしくて、隣にいてずっと感動していました。約9年ぶりの再共演なんですが、またご一緒したいなと目標にしていたんです。今回再共演して、尊敬の念が深まりました。■お互いを尊敬し合っている両親が、理想の夫婦像――この作品では、「夫婦愛」があるからこそ、乗り越えられたことや得られたことが沢山描かれていると思います。上白石さんが思う「愛」について伺いたいです。相手のことを自分のこととして感じられることが、愛なのかな、と思います。完全に分かりきることはできないにしても、相手の気持ちが手に取るように感じられたり、相手を分かりたいという歩み寄りができたりすることが、愛と言えるのかなと。――ちなみに、上白石さんにとって理想の夫婦像はありますか?両親ですね。――すてきですね!どのようなところが理想ですか?両親は2人とも教師なんですが、仕事の面でも人としてもお互いのことをとても尊敬しているんです。あることで父に相談すると「お母さんはなんて言ってる?」と言うし、母に相談すると「お父さんはなんて言ってるの?」と言うんです。決して人任せにするわけではなく、この人の意見だったら信頼できるという関係を築いている夫婦なんだなというのは、小さい時から感じていました。すごく対等な2人なので、かっこいいし、すてきだなと思います。■祖母からの手紙は大切な思い出のひとつに――作中では、「手紙」が大きな役割を果たす存在となっています。上白石さんは手紙を書くことはありますか?私、普段から手紙を書くのが好きなんです。仲がいい友達にも手紙が好きな人が多くて、何かとカードを入れてくれたりします。家族間でも、誕生日や両親の結婚記念日に合わせてカードを送ることもあるので、手紙は結構身近な存在なんです。――なかでも忘れられない手紙の思い出はありますか?この前の誕生日に、92歳の祖母が手紙を書いてくれたのがすごくうれしかったです。私は小さい時に、祖母に手を取って字を教えてもらっていたんです。祖母は今でもすごくきれいな字を書くんですが、そんな祖母の文章を久しぶりに見て、すごく心が温かくなりました。貰った手紙は、すぐに手に取れる場所に置いています。――お話を聞いていて、私も心が温かくなりました。今、上白石さんがこの人に手紙を送りたいなという方はいらっしゃいますか?前にお仕事で私の娘を演じた子役の方が、小学校手前くらいにまで大きくなって、字を覚えてカードを送ってくれたんです。ずっと机の上に置いてあるのにまだお返事を書けていないので、今日帰ったら手紙を書きます(笑)。お仕事で一緒だった時は、まだ私がその子をおぶっていて、言葉もちょっとしか話せなかったんです。そんな子が、成長して覚えたてのひらがなで手紙を書いてくれたので、うれしかったです。■温かくてすぐそばにあるお話として楽しんでほしい――最後に、マイナビウーマン読者の方に『35年目のラブレター』をどのように観てほしいですか?本作は思っている以上に笑える作品になっているかと思います。関西の独特のやり取りの楽しさが詰まっていて、お手紙だけじゃない、普段の会話での言葉の良さがすごくある作品なんです。実話をもとにしているというと少し気構えてしまいそうですが、温かくてすぐそばにあるお話として楽しんでいただけたらいいなと思います。すごく笑ったり、ホロリとしたりしながら、人生の大切なことに気づかされたり、大事な人には今すぐ会いたくなったり、手紙を書きたくなったりするような作品になっていると思うので、気負わずに、大きめのハンカチだけ持って映画館に来ていただければうれしいです。『35年目のラブレター』戦時中に生まれた西畑保は十分な教育を受けることができず、読み書きができないまま大人に。保は自分を支え続けてくれた最愛の妻・皎子(きょうこ)への感謝を自身で書いた手紙で伝えようと、夜間中学に通い始めます。一から文字を習い、妻へのラブレターを書くために奮闘する夫と長年支え続けてきた妻の心温まる感動の実話。2025年 3月7日(金)全国公開配給:東映©2025「35年目のラブレター」製作委員会
2025年03月05日取材・文:ミクニシオリ撮影:渡会春加編集:杉田穂南/マイナビウーマン編集部2025年2月21日公開の映画『ゆきてかへらぬ』は、大正時代の京都と東京を舞台に、実在した3人の男女の恋愛と青春を描いたヒューマンドラマ・ラブストーリー。主演として往年の女優・長谷川泰子役を務めたのは、広瀬すずさん。そして泰子を愛した詩人・中原中也を演じた木戸大聖さんと、文芸評論家・小林秀雄を演じた岡田将生さん。情熱的でありながら、少しいびつな三角関係を表現した3人に、作品の見どころと、本作の見どころでもある「愛」について、お話をお伺いしてみました。■稀代のアーティストを虜にし、三角関係を作り上げた女優の魅力――大正時代を生きた3人のアーティストの大恋愛を描いた本作ですが、皆さんそれぞれ、ご自身が演じた役柄にどんな印象を抱きましたか?木戸大聖さん(以下、木戸):中原中也は現代も支持を集め続けている天才詩人ですが、傍若無人ではありながら、孤独を抱えていた人なんだと思います。そんな時に自分を理解してくれた泰子と、転がるように恋に落ちていく。繊細で、ストレートで、とても人間らしい人なのだと考えています。広瀬すずさん(以下、広瀬):泰子は家庭環境が複雑で、子どもの頃から近親の人とあまり関われず育ったのに、2人の天才に挟まれながら女優を目指すことになり、なかなか難しい20代を過ごしたのではないかと思います。不器用な人ですが、上手に生きられなかったところも色気につながっていて、不思議な魅力を感じさせる女性でしたね。岡田将生さん(以下、岡田):色々と資料を読んだのですが、小林秀雄という人はなかなか掴みきれない人でした。役作りの中では、とにかく常に中也を目線の中から外さないことに気をつけていました。異性として愛していた泰子だけでなく、小林にとっては中原も本当に大切な存在だったのだと思うので。――中原中也と小林秀雄は、どちらも稀代の文化人だったと思うのですが、そんな2人の心を掴んでしまった、泰子の魅力も本作の見どころの一つですよね。木戸:中也にとっては、自分の詩を肯定してくれた人としても泰子の存在が大きかったのだと思います。中盤、泰子が小林のところに行ってしまった後にも、その喪失感が原動力となって天才的な詩が生まれたのだそうです。中也にとっては、生きて詩を制作し続ける上で、必要不可欠な存在だったんでしょうね。岡田:小林は中也の才能を評価した上で、泰子と中也の関係を崩すことが、二人の才能が開花すると思っていた部分もあったのかもしれません。だけど、小林が彼女にのめり込んでいってしまったのは、それ以上に泰子が魅力的だったからだと思います。広瀬:泰子の魅力は一筋縄ではなくて、すごく多元的なんですよね。押し付けがましいところもあるし、本人が言うように育ちが悪いところや、品がない部分もある。だけど、常に危ういんですよ。情緒次第で物の見方が一気に変わって、色々な表情を出すことができるんです。――品性のなさ、危うさ、色気……相反する側面を持っているからこそ、タイプの違う2人の男性を虜にできたのかもしれませんね。広瀬:そもそも2人の天才に挟まれておきながら、2人に勝ってやると言わんばかりの強気を発揮できちゃうところも、すごいところなんですよね。あれくらいの気持ちがないと、現実離れしている2人との恋は出来ないでしょうね。欠点もたくさんあるのに、どこか清々しさを感じさせる女性でしたね。■『ゆきてかへらぬ』ほどの愛を、スクリーンから感じて――そして、3人は世にも奇妙な三角関係にのめり込んでいきますよね。愛なのか憎悪なのか分からなくなるほど、感情を全面に発散するようなシーンも多く、ハッとさせられました。木戸:終わってからどっと疲れを感じたシーンもありましたね。特に、評論家である小林との関係の中では、中也は“彼に認められたい”という思いもあったはずなので、泰子が嫉妬するほどの、ブラザーフッドを越えた愛も生まれていたのかもしれません。広瀬:泰子の感情はとにかく出てきたものを投げつける感じだったので、多分受け取る側の方が大変だったんじゃないかと思います。岡田:小林はたしかに感情を受け止める側になるシーンが多かったので、そこに渦巻いているであろう感情を出すべきか、出さないべきかは悩みましたね。言葉には出さずひょうひょうとしているように見えるかもしれませんが、本当はセリフにはないようなことを、色々考えていたんだと思います。――中也と小林、元恋人と3人でつながり続ける関係は一見いびつに見えますが、広瀬さんご自身はどう感じましたか?広瀬:女優という仕事は、人の感情で心を埋めることがあると思うんです。泰子は自身の満ち足りなさを、演技で埋めている部分があったのかもしれませんし、中也や小林も、最初は泰子に巻き込まれているようにも見えていました。ただ、中也も小林も思った以上にぶっ飛んでいたので、みんなで少しずつ自分たちの穴を埋め合っているんじゃないかなと。――依存や執着といった感情が垣間見えるシーンもありながら、互いに補い合うような特別な関係に、尊さを感じさせられたのも確かです。私たちの日常とはかけ離れた恋愛譚ではありますが、映画を通してどんなことを伝えたいですか?岡田:撮影中はずっと「愛ってなんなんだろう」と考えていました。それは人によって変わるのかもしれないですし、正解はないのかもしれませんが、伝え方、受け取り方で形が変わっていくのだと改めて考えさせられました。ご自身にとっての愛とはなんなのか、再考するきっかけになったらと思います。木戸:今ってSNSとかネットがあって、自分の感情を吐き出せる場所があるからこそ、本当に伝えたい相手に、ストレートな言葉を届けづらくなっていると思います。3人の関係を恋愛という一言で片づけていいのか分かりませんが、互いに丸裸で向き合った人たちの関係性や絆の深さを感じてみてほしいです。広瀬:私自身は、泰子の生き方にかっこよさを感じさせられました。恋愛に対しても、生きることに対してもとにかくストレート。完璧な人間ではなくても、自分を受け入れてくれる人さえいれば、立ち向かえる未来もあるんだなと。今の時代、さまざまな人の価値観や言葉に晒されやすいと思いますが、支えになる愛があれば自分らしく生きられるのかもしれません。共感できる愛かは分かりませんが、矜恃のある愛を感じてみてほしいですね。『ゆきてかへらぬ』まだ芽の出ない女優、長谷川泰子は、のちに不世出の天才詩人と呼ばれることになる青年、中原中也と出逢う。どこか虚勢を張り合うふたりは、互いに惹かれ、一緒に暮らしはじめる。その後東京に引っ越したふたりの元を、中也の友人で、のちに日本を代表することになる文芸評論家、小林秀雄が訪ねてくる。偶然ともいえるその出逢いが、やがて3人の運命を狂わせていく――監督:根岸吉太郎脚本:田中陽造主演:広瀬すず配給:キノフィルムズ(C)2025 映画「ゆきてかへらぬ」製作委員会広瀬すずスタイリスト:丸山晃(Akira Maruyama)ヘアメイク:奥平正芳(Masayoshi Okudaira)ワンピース/JOSE MOONネックレス、ピアス、イヤーカフ、リング/全てAFFECT靴/スタイリスト私物木戸大聖スタイリスト:佐々木悠介(Yusuke Sasaki)ヘアメイク:石邑麻由(Mayu Ishimura)ジャケット、ベスト、シャツ、タートルネック、パンツ/全てスズキ タカユキその他スタイリスト私物岡田将生スタイリスト:大石裕介(Yusuke Oishi)ヘアメイク:細野裕之(Hiroyuki Hosono)
2025年02月26日w.o.d.が8月10日に恵比寿ザ・ガーデンホールで開催したワンマンライブ『バック・トゥー・ザ・フューチャーⅤ』。あの時に感じた高揚感と絶景が忘れられない。ステージでは人間が感情を鳴らす。フロアでは人間が感情の赴くままに踊り叫ぶ。そんなw.o.d.のライブならではのフィジカルなコミュニケーションは明らかなネクストフェーズに達していた。その要因として、パンデミックにともなうイベント開催規制の緩和は大きいだろう。しかしそれだけではない。今年4月に配信されたダンスチューン「My Generation」、TVアニメ『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』のオープニングテーマとして起用された話題のドラマチックなロックンロール「STARS」の新曲2曲が、あのとてつもない熱狂を引き出していたことは明白だった。そこで今回は、ライブと新曲のふたつの角度からw.o.d.の今のモードを掘り下げる。それによって見えてきたロックの、バンドサウンドの未来とは。――『バック・トゥー・ザ・フューチャーⅤ』東京公演、フロアの熱が凄かったですね。サイトウタクヤ(Vo/Gt)フロアのライブ感みたいなものはいつも伝わってきてるんですけど、今回は特に、ロックバンドのライブ特有の一体感とかダイナミズムとか、すごかったですね。ステージモニターから聞こえる楽器の音より、フロアからステージに届く歓声のほうがデカかったですから。中島元良(Ds)ギターだけになるところとか、歓声しか聞こえなくて、次のパートの頭がわからなかったんで(笑)。憧れの海外バンドのライブ盤を聴くと、本来は入っていないところにハイハットが入っていたりするんですけど、そういうことなのかなって。聞こえやすい音でリズムの基準を刻んでおかないと、ちゃんと演奏できないのかもしれない。――w.o.d.のライブは客層が幅広く多種多様で、それぞれが自分らしくいられていることも、ひとつの大きな魅力だと思うんです。これは今回のザ・ガーデンホールでもあらためて感じたことで、その色がますます強くなっていて最高だと思いました。サイトウ客層の広さについては、ロックがそういう方向に向かっているような感触もあるんです。けっこう最近まで、「ロックってもはや旧世代のものっていう枠に入ってない?」みたいに思ってました。でも、なんか全体的なムードとしてもローカルな話でも、イケてるカルチャー化しているのかなって。(Ken Mackayの着ていたTシャツを指して)ターンスタイルとかもそうなんじゃないかと。彼ら自身はすごくコアでオルタナティブなスピリットを持ったバンドで、そこに憧れるファンもたくさんいると思うんですけど、「なんか俺らの街にイケてる奴らいるぞ」って、ノリで集まった人たちから広がっていってる感じもけっこうあるような気がするんですよね。サイトウタクヤ(Vo/Gt)――わかります。ではなぜそういう現象が起こっていると思いますか?サイトウ抑圧されたところに生まれるのかなって、そんな気がしますね。パンクとかもそうじゃないですか。いろんなものに抑圧された結果あぶれてきた人たちの表現することや考えていることがパワーを持った。大きな要因のひとつはコロナだと思うんですけど、ああいうみんなが初めての経験があって、もうこの先どうなるかわからなくて、今みたいになるなんて思ってなかったけど、今はすごくポジティブなエネルギーを感じています。――人間が体で感情を鳴らすラウドなバンドサウンドは時代の流れにフィットしていると思っています。ラストの曲「My Generation」ではそれをもっとも強く感じました。あの景色は曲タイトルの如く完全にネクストフェーズだった。ハレーションが起こって未来の熱狂にトリップしたような感覚に陥りました。サイトウ曲に体重が乗っかったみたいな感覚。僕らとお客さんのグルーヴ、場所そのものがグルーヴをめちゃくちゃ感じました。Ken Mackay(Ba)めちゃくちゃ気持ちよかった。曲の強度、お客さんのパワー、照明もかっこよかったし、いろんな要素がバチっとハマったんだと思います。――サイトウさんはよく「自由に」って言うじゃないですか。私はw.o.d.から感じるそれが好きなんですよね。そのわかりやすい例がアンコールをしないこと。本編が終わって照明が上がらずにローディーが出てきたらアンコールありで、みんなわかっているけど叫ぶ。演者はその歓声がピークになったら出てくる。そういうよくある流れも楽しい。けど、そうじゃないアーティストとオーディエンス、ステージとフロアの関係性から生まれる自由。言葉でノリを煽らないこともそうですよね。楽しみ方が限定されることなく、ただ圧倒的な演奏がそこにあって衝動が突き動かされる。自分の感性のポテンシャルが開いていく感じがするんですよね。サイトウたぶんそういうことなんだと思います。と言うのも、僕のリスナー遍歴を振り返ってみると、すごく納得感のあった音楽って、そんな感じなんですよね。アーティスト自身が苦しんでいたり悩んでいたりもがいていたり、だから別に誰かのことを救おうとはしていないだろうし、意図的に誰かをどこかから解放しようとも思っていないような感じ。カート・コバーンやベックってそうだと思うんです。目線という意味では観客やリスナーと同じような感じがするんですよね。――そこから圧倒的な曲やパフォーマンスが生まれているからこそ熱狂できる。サイトウそういうもののほうが結果的に聴き手のシチュエーションにはまったり、説得力を持ったりするのかなあって、思います。とは言え、僕は確固たる意志のもとに、意地でもそういうものしか作らない、そういうライブしかやらない、と意気込んでいるわけではなくて。なんとなく、「この感じいいよなあ」とか「これはちょっと違和感あるな」とか、そういう感情に従っていたら、結局同じ目線で楽しむことがいいんじゃないかって、そうなってくる。Kenサイトウはずっとそうなんですよ。高校生の時から、お客さんが3人とかしかいない頃から、ぜんぜん変わらない。「自由に遊ぼうぜ」って、ずっと言ってる。そこから長いことバンドやってきて、やりたいことも関わる人も増えてきて変わっていくこともあるけど、根っこはずっと変わらないままスケールアップできていることが楽しいしありがたいんですよね。サイトウそうやね。根っこはティーンの時のまんま。そこは失いたくない。そのうえの、おっしゃってくれたような「My Generation」での反応って、狙ってできることじゃないからめちゃくちゃうれしかった。――11月から12月のツアー『バック・トゥー・ザ・フューチャーⅥ』も楽しみですね。アルバムも4枚出しましたし、今年に入って出したシングル「My Generation」と「STARS」ではまた新たな顔も出てきたことで、セットリストの厚みもさらに増していますし。サイトウセットリストはいつも悩むんですよね。いい曲が多すぎて(笑)。元良ほんとに。フェスやイベントの40分セットとかだと、「やったほうがいいよね」っていう曲だけで埋まっちゃう(笑)。サイトウ『バック・トゥー・ザ・フューチャーⅤ』はリリースツアーではないけど、「My Generation」と「STARS」を出したあとの東阪ワンマンだったので、あらためて自己紹介的な気持ちもあって、いわゆる代表曲を多めにやりました。次のⅥも、同じような指針はありつつ全国10カ所を回れるぶん、やれることは増えると思うんで楽しみですね。――では、その今年に入ってリリースしたシングル「My Generation」と「STARS」の2曲のことを聞かせてください。まずは「My Generation」について。その前の2022年9月にリリースしたアルバム『感情』は、音楽的な幅を広げながら、セルフプロデュースでのアナログテープ録音という、原点以上のプリミティブなレコーディングに向かった。それらのケミストリーによって、サイトウさんが“年間ベストアルバム”と自称するほどの作品が生まれたわけですが、そうなると次は悩ましいですよね?サイトウそうですね。でも2021年にアルバム『LIFE IS TOO LONG』を出した時から『感情』への流れも、今回の『感情』の次に出した「My Generation」も、それぞれやり切ったからこそ、先に進めているんですよね。その瞬間は「次どうしよかな」ってまったく何も見えてないんですけど(笑)。――その結果が“エレクトロ/ダンスミュージック×ロック”だったのは、なぜですか?サイトウそういうエレクトロやダンスミュージックの文脈って、けっこう前からあったんですよね。『LIFE IS TOO LONG』の収録曲だと「モーニング・グローリー」とか、『感情』だと「Kill your idols, Kiss me baby」とか。――80年代後半から90年代の頭に、アシッドハウスやブレイクビーツとロックバンドが結合したマッドチェスターや、90年代のビッグビートといったムーブメントを背景に感じますよね。あとはw.o.d.お得意のハンマービートも、ダンスミュージックに繋がるミニマルな没入感がありますし、『感情』に入っている歌をじっくり聴かせる「オレンジ」も、ビートは踊れますし。サイトウそうなんですよ。でも“ライブで拳が上がるロックバンド”というイメージが圧倒的に強くて、それはいいことではありつつ、もっと明確にダンスミュージック的な側面を打ち出していったらおもしろいんじゃないかと思ったんです。――そして、BOOM BOOM SATELLITES/THE SPELLBOUNDの中野雅之さんをプロデューサーに迎えた。サイトウ『感情』でのセルフプロデュースを経て、また新しいプロデューサーの方と組みたいという気持ちがありました。中野さんはケミカル・ブラザーズやプロディジーといったロックの要素も強いエレクトロ/ダンスミュージックが台頭してきた、90年代から2000年代のUK/ヨーロッパを現地で体感した方。そのなかでBOOM BOOM SATELLITESはヨーロッパからデビューしていて、ダンスミュージックなんですけどめちゃくちゃロックバンドじゃないですか。これは思い切ってお願いするしかないと思いました。快く受けてくださってよかったです。――ともに制作してみてどうでした?サイトウ最初は僕らがデモを作って、それを中野さんがリアレンジしてくださったんです。その音源はもっとエレクトロ色が強かった。そこから試行錯誤する作業は、すごく楽しかったし勉強になりましたね。――どんなことを吸収しましたか?サイトウ例えば、一定のビートの心地良さとかBPMについて。今までは感覚的に考えてたんですけど、実際にBPMが1違うだけでこうも違うんだって、そういうことを実感させてくれたこととか。コード感やサウンドのデザイン面もそうで、ギターの低い弦だとシンセベースとぶつかるからオクターブを上げて弾こうとか、細かいところに気を配って音の帯域を目いっぱい使いながらロジカルに構築していく。そういう感覚は今までの僕らにはあまりなかったんで。でもその反面、めちゃくちゃ柔軟でロックバンド的な勢いみたいなものも大切にしている。Kenベースも、中野さんが提示してくれたものに対して、「ここはw.o.d.っぽくないかも」って素直に伝えたことをうまく受け止めて活かしてくださるんです。ポジティブなバイブスで意見を求めてみたら、どんどんよくなっていく。コミュニケーションの大切さを感じながら制作できたことはためになりました。元良ちゃんとロックであることは大切にしたくて、僕が叩く生のドラムに関してはいつも通り。そこに中野さんが作ってくれたエレクトロのビートがばっちり融合しているところは、すごくおもしろいしためになりました。中島元良(Ds)――元良さんの4つ打ちのキックや2と4のスネアを軸に、ダンスミュージックのビルドアップと重なるフィルがあったり、ハットにバリエーションがあったり、シンプルながらも豊かなビートが印象的でした。元良ロックの視点から「ここは16じゃなくて8のオープンでいきたい」とか、エレクトロとの絶妙なバランスを探しながらけっこう時間ギリギリまで突き詰めていきましたね。サイトウダンスミュージックの足取りの軽い感じとパワフルなロックとのグラーデーションについては、最後の最後までこだわったところで、どっちのこともわかる中野さんがいてくれたからこそできたサウンドになったと思います。w.o.d.の世界観をどう広げていくか、「My Generation」という強めのタイトルのことも意識して制作してもらえて、いい曲ができました。――そこにBOOM BOOM SATELLITESのビッグアンセム「Kick It Out」よろしくな〈Kick out I Kick it out now〉という歌詞も。サイトウそこはあえて何も言わずに作業を進めていて、中野さんはずっと笑いながら耐えていてくれていたらしいです。でも俺が「これは言わなきゃ」ってこらえ切れなくなって「パクっていいですか?」って言ったら、「いや、わかってたよ」って(笑)。――優しい(笑)。サイトウタイトルや歌詞は強いこと言ってますけど、誰かを鼓舞しようとかそういうことじゃなくて、いつもの感じ。ただ感情から湧いてきたものを口から吐き出しただけで。そこに何か刺激を受けてくれた人たちがいて、ライブでも新たなグルーヴが生まれて、いい感じですよね。――そんな「My Generation」から「STARS」のキラーシングル2連発。最高の流れじゃないですか。サイトウですよね。でもこれ、「ガツンと来るシングルをもう一発出すぞ」って、狙ってやったわけじゃなくて。「My Generation」を作ったあと、「何しよかな」みたいな感じだったんです。そこにTVアニメ『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』の話を聞き、タイアップコンペに応募しました。――『BLEACH』の印象はどうでしたか?サイトウ『BLEACH』は原作を子供の頃からジャンプで読んでいて、振り返ってみると、当時のジャンプに掲載されていたほかの作品と比べると異色だったと思うんですね。世界観がダークだし、オルタナティブな存在だったんじゃないかと。そう考えると、僕は当時からそういうものが好きだったというか、『BLEACH』がそういう僕の好みのルーツなのかもしれない。そのくらい熱中していた作品なので、今回オープニングテーマを担当できてよかったです。タイアップという新しいことに挑戦したいという気持ちとリンクした部分もありましたし。――すごくw.o.d.らしい。でも今までのw.o.d.にはなかったタイプの曲ですよね。サイトウ3ピースで同時に鳴らせる音で成り立っていて、リフがしっかりある。そこはw.o.d.らしい部分ですね。でもこんなにワンパートごとに展開の変わる曲って、作ってこなかった。Kenアニメで流れるから1分半の尺に一連の流れを収めなきゃいけない。そういうことも初めてだったので、新鮮でしたね。――展開はすごくエモーショナルで迫力満点。でも変なオーバーワーク感はなくて、w.o.d.らしいシンプルで荒々しいガレージロックやグランジのにおいはしっかり担保されています。サイトウサビが2段階みたいなことは前からやってましたけど、さらにダメ押しでCメロを入れてからの2段になっているとか、ジャズのウォーキングベースばりに左手がめっちゃ動くベースとか、そういう派手な演出もありつつ、シンプルな要素やループの気持良さに目を向けているんです。ベースはけっこう動くけどBメロとサビは同じフレーズですし、ドラムもイントロの連打とサビ前は同じで、前者でスネアだったところが後者タムになっているだけ。実は印象が違うだけ、そういう仕掛けを散りばめています。元良あとはドラムだと、Aメロの疾走感とか、サビ頭はシンバルを入れてないとか、w.o.d.マナーはちゃんとしつつみたいなところもあるよね。――そして『BLEACH』という世界中で親しまれている作品ということもあって、英語バージョンも。サイトウやってみようと思ってやってけど……。Kenたいへんやったね(笑)。Ken Mackay(Ba)サイトウいわゆる洋楽のヒットソング的なシンプルな歌詞じゃない。日本語って使っている言葉は簡単でもややこしいんやなって。だから英語にするのがめっちゃ難しいんですよ。――私のアメリカ人の友達が「よく日本の歌の歌詞に出てくる“あの夏”って何?」って。一言に内包しているニュアンスや文脈が多すぎるらしいんですよ。サイトウ汲み取らなきゃいけないニュアンスをどうするか。Kenともう1人ネイティブチェックができる人と歌詞を作ったんですけど、難しかった。やればやるほど深みにはまっていきました。だから英語圏の人は歌詞を重視したらボブ・ディランみたいなスポークンスタイルになるんかなとか、音楽の聴き方に新しい視点が加わって勉強にもなりましたけど、もうやらないですね(笑)。――これからグローバルに展開していきたいという想いはありますか?元良海外でもがんがんライブやりたいですね。日本の中だけに向けてやるような時代でもないと思いますし。サイトウそうですね。でもそこで英語詞にする必要性はあまり高くないというか、日本語ベースでものを考えてそれを英語にするんだったらやらなくていいかなと。向こうの人も、響きがキャッチーだったり面白かったりしたら日本語でも歌えると思うし。――最近だとLAを拠点にしているKumo 99の「Gomi」とか最高でしたね。もう洋邦、ジャンル関係ない。そういう動きは大きくなってきている。クラブに遊びに行っても混ざっていますし。そして、ロックはその中でちゃんと生きている。サイトウおもしろいミュージシャンやバンドが多いですよね。音楽好きな奴が音楽やってる。どうやれば売れそうとか、そういうことじゃなくて、そこが重視されてる感じ。みんな個を磨くことを大切にしているから、やっていることはバラバラ。でも話してみるとルーツはめちゃくちゃ近くて、往年のロックを聴きまくっているとか。元良昔だったら、近いものを聴いている人たちはサウンドスタイルも重なる部分が多くて、「一緒にシーンを作ろう」みたいな話になっていたと思うんです。でも今って、趣味は近くてもアウトプットはぜんぜん違う。そういう流れは進んでいると思います。Ken一匹狼みたいな感じで、各々がカッコイイことをやりつつ互いにリスペクトし合っている。すごく面白いと思います。サイトウ新しい個性がどんどん出てきてる。その中で、ロックって今やかなり歴史のある音楽という部類に入るじゃないですか。その積み重ねに対する敬意、「ロックってもともとこういうもんやったよね」っていう気持ちは持っています。それはきっとカルチャーとして強度だと思うから。そのうえで自由にやっていきたいですね。Text:TAISHI IWAMIPhoto:小杉歩<ツアー情報>w.o.d. ONE MAN TOUR "バック・トゥー・ザ・フューチャーⅥ"『w.o.d. ONE MAN TOUR "バック・トゥー・ザ・フューチャーⅥ"』告知画像11月7日(火) 兵庫・神戸太陽と虎OPEN18:30 / START19:0011月8日(水) 愛知・名古屋Electric Lady LandOPEN18:30 / START19:0011月10日(金) 福岡・DRUM Be-1OPEN18:30 / START19:0011月11日(土) 広島・SIX ONE Live STAROPEN17:30 / START18:0011月16日(木) 宮城・仙台CLUB JUNK BOXOPEN18:30 / START19:0011月18日(土) 北海道・札幌cube gardenOPEN17:30 / START18:0011月25日(土) 新潟・CLUB RIVERSTOPEN17:30 / START18:0011月26日(日) 石川・金沢AZOPEN17:30 / START18:0012月1日(金) 大阪・BIGCATOPEN18:00 / START19:0012月2日(土) 東京・Zepp ShinjukuOPEN17:00 / START18:00【チケット情報】前売:4,600円※ドリンク代別途必要一般発売:9月30日(土) 10:00~()<リリース情報>w.o.d. ニューシングル『STARS』発売中●通常盤(CD):1,300円w.o.d.『STARS』通常盤ジャケット【CD収録内容】M1. STARSM2. My GenerationM3. STARS -English version-●期間生産限定盤(CD+DVD):2,100円※7インチ紙ジャケット仕様w.o.d.『STARS』期間生産限定盤ジャケット (C)久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ【CD収録内容】M1. STARSM2. My GenerationM3. STARS -TV Size version-M4. STARS -Instrumental version-【DVD収録内容】TVアニメ『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』ノンクレジットオープニングムービー購入リンク:関連リンクオフィシャルサイト::::
2023年09月16日Wヒアルロン酸とWセラミドを配合株式会社ファンケルが、目もと用保湿ケアクリーム「クリア アイセラムW」を9月20日に発売する。「クリア アイセラムW」には、浸透力に優れ、角層内部まで浸透する「低分子ヒアルロン酸」と、多量の水分を抱え込み、しっとりとなめらかな肌を保持する「ヒアルロン酸Na」によるWヒアルロン酸が配合されており、うるおいを補給する。また、水分保持効果のある「ヒト型セラミド」と、肌表面からの水分蒸発を抑制する「ユズセラミド」によるWセラミドが、うるおいの保持と角層まで保湿することで、しっとりとした目もとに整える。ソフトフォーカス効果と光沢付与も「クリア アイセラムW」は、ツヤ不足によるくすみをケアする「トコフェロール」と、ビタミンA・C・Eを豊富に含む「ローズヒップオイル」によるビタオイルWが、明るい目もとへと導く。また、ソフトフォーカス効果のあるシリコーンポリマーがくすみやクマをぼかし、光をそのまま反射する光沢感のある油剤が、光沢も付与するWフォト処方になっていることも特徴の1つ。1個あたりの容量は8gで、税込み価格1,980円。9月20日から通信販売と直営店舗で販売が開始される予定だ。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社ファンケル プレスリリース
2023年09月05日4年に一度のワールドカップが開催中です。みなさんご覧になっていますか。今回は、サカイクで過去に行った今大会の日本代表メンバー及び関係者のインタビュー記事をご紹介します。代表まで上り詰めた選手たちの少年時代、保護者の接し方、親御さんがどんな声を掛けていたかなどをご覧になってください。サッカーを頑張るお子さんをどう見守るかの参考にもなるはずです。遠藤航決してエリートではなかった日本代表遠藤航が明かす、大きな夢や目標をかなえるために必要な「考え方」キャプテンは試合で引っ張ればいいだけじゃない、日本代表遠藤航が中学部活で身につけたキャプテンシーの基礎ブンデス・デュエル王を育てた「答えを言わない」ポリシー。「あれやれ、これやれ」と指図しない理由......遠藤航・父の教育①ブンデス・デュエル王を育てた「過去と他人を気にするな」の名言。先のビジョンを見据えて逆算できる選手に...遠藤航・父の教育②本当に大切なものだから悔いのないように自分で決める、日本代表遠藤航がクラブチームではなく中学サッカー部を選んだ理由久保建英『バルサに入る!』親は息子の夢をかなえるサポート役でありたい『バルサに入る!』夢をかなえるために、日常生活で気をつけていた事とは?『バルサに入る!』夢をかなえるために、集めた情報や勉強した事とは?『バルサに入る!』夢をかなえるために、少しでも上手くいけば褒める吉田麻也吉田麻也が語る、海外でプレーするために「サッカー以上に大事なこと」長友佑都長友選手の名言に学ぶ! 夢を公言して才能を花開かせる力伊東純也日本代表のスピードスター、伊東純也が速くなれたのは「負けず嫌い」と「地元の地形」のおかげ!?小中高と選抜歴ゼロ、全国とも無縁だった伊東純也がスカウトの目に留まったワケ権田修一『あいつだけには絶対に負けたくない』という気持ちで、練習に取り組んでいた。とにかく「試合に出たい」という気持ちが、誰よりも強かった森保一監督自分のできることに集中する‐森保一【File.1】自分のできることに集中する‐森保一【File.2】田中碧中村憲剛さんが20歳の田中碧選手に伝えたメッセージ谷口彰悟部活だけでなく勉強、挨拶、掃除、片付けも頑張ることで、人間としても大きく成長/多くのJリーガーを生んだ公立高校の指導哲学柴崎岳「両親は自分の取り組みや考え方を尊重してくれた」日本代表柴崎岳選手が振り返る両親のかかわり方プロになれるのはほんの一握り。だからこそ学生時代に身につけておくべきこと柴崎岳選手インタビュー川島永嗣3人の子どものパパ・川島永嗣選手が、保護者代表として『気になる子供の歯並び』と『インビザライン矯正』に迫る!
2022年12月01日「&TEAM」(エンティーム)9人それぞれにインタビューを敢行し、「&AUDITION - The Howling -」をふり返って語るインタビュー映像「&STORY」(エンストーリー)の配信が決定した。「BTS」の生みの親パン・シヒョクがスペシャルアドバイザーとして入り、HYBE LABELS JAPAN初のグローバルグループとしてデビューするため、“&”というキーワードのもと、デビュー組4人と練習生11人の多様なパフォーマンスと成長ストーリーをリアルドキュメンタリー形式で描いた番組「&AUDITION - The Howling -」。最終回を迎え、「&TEAM」としてデビューするメンバー9人(K、FUMA、NICHOLAS、EJ、YUMA、JO、HARUA、TAKI、MAKI)が決定した。今回配信が決定した「&STORY」は、彼らそれぞれにインタビューを敢行。番組をふり返り、あの時の自分は?チームは?ミッションは?など、赤裸々に語る。またグループトークでは、フリップを使って「メンバーで一番泣き虫だったのは?」「共同生活で楽しかったことは?」など、笑いもある映像となっている。「&STORY」は9月24日(土)よりHuluにて配信開始。※毎週土曜日に新エピソード追加配信(cinemacafe.net)
2022年09月15日大ヒット公開中のドニー・イェン&ニコラス・ツェーW主演作『レイジング・ファイア』より、主演2人のインタビュー映像が解禁。併せて、本作のラストに流れる話題沸騰中の主題歌のショートMV映像も日本語歌詞付きで特別公開された。先月24日に公開されるやいなや映画ファンを魅了し、1月1日~2日のミニシアターランキングでも1位を獲得、大きな盛り上がりを見せている本作。7日(金)からは上映館が拡大され、まだまだ旋風は止まない模様だ。この度解禁となったインタビュー映像では、本作で久しぶりの共演となったドニー・イェンとニコラス・ツェーが2人の共演シーンをふり返っている。正義を貫くチョン警部(ドニー・イェン)と、彼とかつて師弟関係だった復讐に燃える元警官ンゴウ(ニコラス・ツェー)がそれぞれの怒りの炎を激突させる本作は、アクションシーンだけでなく、2人の運命を分かつことになった、ある過去の事件をめぐる2人の感情のぶつけ合いも見どころのひとつ。ニコラス・ツェーは「時には、勝負は大きなアクションとは限らない。むしろ勝負は4ページの会話にあります」と語り、「何もない部屋、そこには二人だけ。これこそ対決だ」と、容疑者と疑われたンゴウがチョン警部から取調室で尋問をうけるシーンをふり返る。さらに「あとは墓地のシーンも好きだ」と、劇中チョンと久々に対面する場面をあげ、「印象に残ったシーンはアクションだけでない。セリフで表現することがとても楽しかった」と話す。ドニー・イェンも取調室でニコラスに詰め寄る場面を「静かな対峙と動きのある対峙があるが、あのシーンは強烈だった。お互いにピークに達していた」とコメント。さらに、ンゴウが復讐を決意するきっかけとなった4年前の法廷でのシーンをふり返り、「法廷でチョンとンゴウの会話はないが、彼は私がどう検察官に答えるか見ている、そして私も彼が自分を見ているのはわかっている。会話がなくてもそこには交流が存在する」と説明。そして「私はどのように演じるかを考えた。仲間と正義のどちらかを選ばなければならない。真相を語らなければならないが、そうすると彼を傷つけてしまう」と、ンゴウの存在を感じながら、チョンの感情を演じていたことを明かした。その口ぶりからはドニーがニコラスとの久々の共演を楽しんでいた様子がうかがえる。また、インタビューの合間には、現場でドニー、ニコラスそしてベニー・チャン監督が和やかに話すシーンもあり、撮影現場の充実ぶりが感じられる。そして、ドニー・イェンとニコラス・ツェーの共演は劇中だけにとどまらず、本作の主題歌を歌うニコラスからのオファーを快諾し、ドニーもMV撮影に参加。エレキギターをかき鳴らすニコラスに対し、ピアノを奏でるドニーは優雅かつ情熱的だ。今回はそのMVを特別に日本語歌詞をつけて公開。本作の世界観を表すその歌詞にも注目して欲しい。「もし登場人物の運命が入れ替わっていたら、どうなっていただろうと考えた」と語るドニー・イェン、そしてニコラス・ツェーが体現する人間ドラマが魅力でもある本作。2人のアクションはもちろん、「静かな対峙」でも魅了する香港警察アクションの新たな傑作だ。『レイジング・ファイア』はTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:レイジング・ファイア 2021年12月24日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©Emperor Film Production Company Limited Tencent Pictures Culture Media Company Limited Super Bullet Pictures Limited ALL RIGHTS RESERVED
2022年01月10日8月4日公開の映画『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャーen film』で、ルパンレッド/夜野魁利役を演じる伊藤あさひさん、パトレン1号/朝加圭一郎役を演じる結木滉星さんにインタビュー。映画の見どころや子どもの頃のヒーロー、そして現在のお母様との関係性まで、自他共に認める“仲良し2人組”にたっぷりと語っていただきました。■マイナスイオンを浴びながら撮影した名シーンに注目!?――映画公開を控えて、今の心境はいかがですか?伊藤あさひ(以下、伊藤):魁利と圭一郎が腹を割って語り合うシーンがあって、そこはお互い一番力を入れた部分です。だから、どんな風に仕上がっているのか楽しみです。結木滉星(以下、結木):テレビ版では快盗姿の魁利と向き合う場面がないので、新鮮な気持ちになりました。いい意味で現場の雰囲気にものまれて、すごく良いシーンになったんじゃないかと思います。伊藤:現場は本当に空気のきれいな川辺で、マイナスイオンを感じながら本心を暴露しあうような感じでした。僕らの間にあった焚き火も心にしみるようで、グッとくるものがありましたね。――テレビ版と映画版の大きな違いについて教えてください。伊藤:やっぱり共闘かな。僕らレッドだけでなく他の4人が協力しているところも、映画ならではの物語になっていますね。結木:あとは、ルパンレンジャーとパトレンジャーが6人揃って変身するシーンは、おそらく今後のTV版でもなかなかないんじゃないかと思うので、見どころだと思います。――アクションシーンも大変だったと聞いています。結木さんは製作発表会見で「半分殺されかけた」とおっしゃっていましたが(笑)。結木:あれはもちろん盛ったんですけど(笑)。火薬が近距離で爆破するシーンを撮ったんです。ふだんはCGだったりもするんですが、今回は「パンパンッ」と火花が出て気分はノリましたが、テストがなく一発本番撮りだったこともあって、ちょっと怖かったですね。■子どもたちの“ヒーロー”でいるために――伊藤さんは番組開始当初のインタビューで、子どもたちに話しかけられてもうまく返せない…とおっしゃっていましたが、最近はいかがですか?伊藤:いまは、子どもたちが「魁利」と呼んでくれるのがすごくうれしいです。自分もその波に乗って、ヒーローっぽくできるようにはなってきたのかなとは思います。酔いしれていますね(笑)。――子どもから話しかけられたとき、意識していることは?伊藤:ヒーローは子どもにとっては憧れの存在なので、親しみやすい感じで「いつもありがとう」と言うのではなくて、「良い子にするんだぞ」といった感じで返すようにしています。これはヒーロー役に決まったころからそうしたいとは思っていて、最近はそれが自然と言えるようになってきました。――なるほど。今回は初のWレッドということですが、ルパンとパトレンで差別化をはかるために心がけていることはありますか?伊藤:もともと設定も真逆ですし、それぞれの役にどっぷりと浸かっていけば、差別化が進んでおもしろくなっていくと思っています。相手というよりは、自分の役をどう高めていけるかが大事なんじゃないかなと。結木:本当にその通りです。わかりやすく言うと、ルパンレッドは“イマドキ”っぽくて、パトレン1号は“昭和の男”くさい感じ。自分たちがやるべきことを追求していけば、自然と差別化できると思っていたので、大きな心配はしていなかったですね。――プライベートでは、魁利と圭一郎のどちらのタイプに近いですか?伊藤:魁利だと思います。僕はそんなにアツくはないんで(笑)。結木:僕も魁利かな。プライベートはそんなにキッチリしてるタイプじゃないし。伊藤:というか、圭一郎が特殊なんだよね(笑)結木:うん。プライベートで圭一郎みたいなタイプの人って、なかなかいないと思います(笑)。■究極のめんどくさがり屋!? 伊藤&結木の素顔に迫る――物語には“ルパンコレクション”が登場しますが、小さな頃から大切にしてきた宝物はありますか?伊藤:結構“新しいモノ好き”なので、大事なものが変わるんですよね。小さい頃からずっと大切にしているモノって…ないかなぁ。結木:わかる。飽きやすいんですよ、僕も(笑)。――(笑)。今回“ルパパト”の設定の新しさは、お2人にぴったりですね。結木:たしかに!伊藤:うれしいですね。――ルパンレンジャーは“大切な人”のために快盗になったわけですが、お2人が大切にしているものはありますか?伊藤:何ですかね…スマホ?結木:まさかのソレなの? そこは「家族」とかじゃないの!?――圭一郎的な模範解答ですね(笑)。伊藤さんは、スマホを片時も手離せない?伊藤:スマホがないと、困ります(笑)。ゲームで“ランキング”とかが、あるとアツくなっちゃうタイプなんです。でも結木くんは、「ゲーム好きじゃない」とか言って、他人のスマホではめっちゃゲームやるんですよ。自分のスマホではやらないのに!――結木さんがご自身のスマホでゲームをやらないのは、ハマりそうだからですか?結木:いや、単純にダウンロードするのがめんどくさいからです。僕、究極のめんどくさがり屋なんですよ(笑)。■“検索”に“ツンデレ”…お母様とのエピソードを告白!――子どもの頃に好きだったヒーローを覚えていますか?伊藤:僕は当時グアムに住んでいたこともあって、『スパイダーマン』とかアメコミ系のヒーローが好きでした。もちろん日本の戦隊モノも好きで、世代で言えば『特捜戦隊デカレンジャー』です。――警察がモチーフのヒーローですね。まさかご自身が警察と戦うことになるとは…。伊藤:本当に! 複雑ですね(笑)。結木:僕は『仮面ライダークウガ』が好きで、ベルトもフィギュアも持っていました。クウガっていろんな色があるので、人形を全部そろえて戦わせたりして遊んでいましたね。――お母さまにとっては、そんな息子さんがヒーローを演じるのは感慨深いことだと思います。結木:僕がヒーロー好きだったことを知っているからこそ、出演が決まったときにはすごく喜んでくれました。報告したら「本当に!?」とびっくりしていましたけど(笑)。それから「おめでとう」と言ってくれたのが、うれしかったですね。伊藤:僕はそんなに親に干渉されないタイプなのですが、忙しくなるので体調面の心配の方が大きかったみたいです。最近は、僕より先に作品も観ているし、僕が出ている雑誌とかは言わずともチェックしていて…うちの親はツンデレなのかもしれません(笑)。結木:うちも連絡はしてこないですけど、僕の名前で検索はしているらしく…。家に帰ったときに「今日は、話題のキーワード第何位だったよ」とか言われます(笑)。――お2人とも、親子仲の良さが伺えてステキです! それでは最後に、読者へのメッセージをお願いします。結木:僕は小さな頃、本当にヒーローになるのが夢だったので、子どもたちには「夢は叶うものだよ!」と伝えたいですね。お母さんたちは育児でお疲れもあると思いますが、大人でも楽しめる映画やドラマになっているので、お子さんと一緒に癒されたり、楽しんだりする時間を過ごしていただけたらうれしいです。伊藤:出演している自分が言うのもなんですが…みんなで一生懸命やっています! 作品を通して僕らの成長も見られると思うので、お母さんたちはそんなところも温かく見守っていただけたらと思います。『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャーen film』8月4日(土)ロードショー公式サイト:
2018年08月03日なんと今回私は、サム・スミスにインタビューする機会に恵まれました!日本からインタビューに参加したメディアはシネマカフェだけ。非常に貴重な機会です。サムといえば、ミュージックシーンで長年愛されている“ブルー・アイド・ソウル”のシンガーとして人気です。シンガーとしてノリにノッているサム。2014年5月に発売したデビューアルバム「イン・ザ・ロンリー・アワー」では、グラミー賞やブリット・アワードなどを総なめにしました。今、最もアツいアーティストのひとりといって間違いないでしょう。ですから9月に、サムが『007』シリーズ最新作『007 スペクター』のテーマソングを歌うことが発表された時にも、誰も驚きませんでした。そしてこの曲は、“英国ヒットチャートで初めて1位になったジェームズ・ボンドのテーマソング”としてギネス記録に認定されました!私は彼に会うことを、心から楽しみにしていました。だって彼の声と音楽が大好きなんです!なので記者会見の会場に到着して、彼の喉の調子が悪いためにライブパフォーマンスが中止になったと聞き、少しガッカリしました。でもインタビューは予定通り行われるということで、はりきって向かいましたよ!彼に会ってすぐに喉の具合を聞いたところ、彼は「大丈夫。すぐによくなるよ」と言って安心させてくれました。喉が腫れて少し疲れていたので、休息を取るためにライブを休むことにしたそうです。もちろん今年の5月に受けた喉の手術のことも聞きました。彼は「手術は成功したよ。でも僕はこの数年間ノンストップで活動してきた。だからきっとすごく疲れてるんだと思う。僕自身はそれに不満はないよ。でも僕の体や喉は、時々文句を言うんだ。だから、たまには彼らの声に耳を傾けてあげないとね」と言っていました。サムとアデルって、やっぱり共通点が多い気がするんですよね。どちらもイギリス生まれで、美しい声で感傷的に歌いあげるシンガーです。2人とも、悲しく切ない曲を歌いますし、喉に問題があり手術を受けています。そしてデビューアルバムが数え切れないほどの賞を受賞し、世界中のたくさんのファンから愛されています。このことをサムにも話してみたの。そうしたら彼はこう答えてくれました。「そうだね。僕らはよく比較されるんだ。すごくうれしいよ。でも正直なところ僕は、僕たちが似てるとは思ってないんだ。僕は僕だと思ってる。サム・スミスだ。それにアデルはアデルだよ」。サムはアデルを、人としてもアーティストとしても愛していて、尊敬していると話していました。それから近いうちニューアルバムが発売されるかも聞いてみました。そうしたら「うーん。僕には少し休暇が必要なんだよね。旅をしながら、新しい曲をいくつか書いている。でも僕の場合、最高の歌詞は普段の生活から生まれる。最近、普通の生活をする時間があまりないんだ」。サムのファーストアルバムの曲には、愛していた人との悲しい別れを歌った曲がいくつかあります。彼は心の痛みを歌詞にするということも、とてもオープンに語っています。だから「最近、あなたにとって特別な人がいますか?」って質問してみたの。彼は、恥ずかしそうにうなずいて「もちろん。いるよ」と答えたわ。私は「あなたが幸せってことは、ニューアルバムはちょっと明るくてハッピーなものになるってこと?」と聞いたんです。彼は少し考えて、こう言いました。「うーん。どうかな。それはないかも。結局のところ、僕ってああゆう人間なんだよ。ふさぎがちな暗い奴なんだ。僕はハッピーでいつもポジティブな人間ではないね」。それから、ジェームズ・ボンドのテーマ曲はどんなアプローチで作り上げたかを聞いてみたわ。サムは「オファーをもらって、心からうれしかった。僕にとって、イギリス人の僕にとって、『007』シリーズのテーマ曲を歌えることは、本当に光栄なことだよ。でも僕はこれまでとまったく違う曲を作ろうとは思わなかった。上品で時代を超えて愛される曲を書こうと決めたんだ」。映画を見せてもらい、それから歌詞を思いついたそうです。ダニエル・クレイグの演技を見て、荒削りで、でも繊細で傷つきやすい雰囲気の曲にしたいと思ったと話していました。サムのこれからのことを聞いたところ、今はツアーの真っ最中だけど、ツアーが終了したら、1年間はお休みしたいみたいです。充電期間を経て、2枚目のアルバム制作に入りたいと言っていました。日本でのコンサートの話もしました。また日本に行けることをすっごく楽しみににしていましたよ。日本食が大好きで、特にお刺身が好きなんですって!日本でお刺身がおいしいレストランに行きたいとワクワクしていたわ。もちろん日本のファンに会えることも楽しみにしていましたよ。『007 スペクター』は11月27(金)~29(日)の3日間先行上映。12月4日(金)より、TOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:Lisle Wilkerson)■関連作品:007 スペクター 2015年12月4日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開(C) 2015 Danjaq, MGM, CPII. SPECTRE, 007 Gun Logo and related James Bond Trademarks, TM Danjaq. All Rights Reserved.
2015年11月27日玄人志向はこのほど、80PLUS GOLD認証を取得した電源ユニットとして、600Wモデル「KRPW-G3-600W/90+」と、500Wモデル「KRPW-G3-500W/90+」を発表した。いずれも10月中旬より発売する。店頭予想価格(税別)は、「KRPW-G3-600W/90+」が11,000円前後、「KRPW-G3-500W/90+」が10,000円前後。プラグイン仕様ながら奥行き140mmの筐体を採用。ケーブルは電源ユニットをケースの下部に設置するタイプのPCケースも考慮したケーブル長となっている。搭載ファンは120mm×1基でファンコントロール機能を備える。「KRPW-G3-600W/90+」の各DC出力は、+3.3Vが20A、+5Vが20A、+12が50A、-12Vが0.5A、+5Vsbが2.5A。「KRPW-G3-500W/90+」の各DC出力は+3.3Vが20A、+5Vが20A、+12が41.5A、-12Vが0.5A、+5Vsbが2.5A。「KRPW-G3-600W/90+」のコネクタ数は、メイン24/20ピン電源コネクタ×1(450mm)、4+4ピン電源コネクタ×1(550mm)、6ピンPCI-E電源コネクタ×1(450mm)、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×1(150mm)、SATA電源コネクタ×6(400mm/150mm/150mm、400mm/150mm/150mm)、ペリフェラルコネクタ×3(400mm/150mm/150mm)、FDDコネクタ×1(150mm)。「KRPW-G3-500W/90+」のコネクタ数は、メイン24/20ピン電源コネクタ×1(450mm)、4+4ピン電源コネクタ×1(550mm)、6ピンPCI-E電源コネクタ×1(450mm)、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×1(150mm)、SATA電源コネクタ×6(400mm/150mm/150mm、400mm/150mm/150mm)、ペリフェラルコネクタ×2(400mm/150mm/150mm)、FDDコネクタ×1(150mm)。本体サイズはW150×D140×H86mm。
2014年10月14日玄人志向は3日、80PLUS PLATINUM認証を取得した電源ユニットとして、600Wモデル「KRPW-TI600W/94+ LE」と、500Wモデル「KRPW-TI500W/94+ LE」を発表した。10月上旬より発売する。店頭予想価格(税別)は、「KRPW-TI600W/94+ LE」が17,000円前後、「KRPW-TI500W/94+ LE」が15,000円前後。搭載ファンは120mm×1基でファンコントロール機能を搭載し、一次側のコンデンサには耐熱105度の日本製のアルミ電解コンデンサ、また二次側の主要個所に固体電解コンデンサを採用する。保護回路は、過負荷保護(OPP)、過電流保護(OCP)、過電圧保護(OVP)、低電圧保護(UVP)、短絡保護(SCP)、過温度保護(OTP)、無負荷運転保護(NLO)を備える。冷却は120mmの大口径ファンで、ファンコントロール機能を搭載し、高い静音特性が得られるという。「KRPW-TI600W/94+ LE」の各DC出力は、+3.3Vが20A、+5Vが20A、+12が49A、-12Vが0.3A、+5Vsbが2.5A。「KRPW-TI500W/94+ LE」の各DC出力は+3.3Vが20A、+5Vが20A、+12が41A、-12Vが0.6A、+5Vsbが2.5A。コネクタ数は、メイン24/20ピン電源コネクタ×1(450mm)、4+4ピン電源コネクタ×1(500mm)、6ピンPCI-E電源コネクタ×1(400mm)、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×1(150mm)、SATA電源コネクタ×6(400mm/150mm/150mm、400mm/150mm/150mm)、ペリフェラルコネクタ×6(500mm/100mm/100mm)、ペリフェラル+FDDコネクタ×1(400mm/150mm/150mm)。本体サイズはW150×D140×H86mm。
2014年10月03日ツインバード工業は7月31日、最大700Wの電子レンジ「DR-D319W5」(50Hz)と「DR-D319W6」(60Hz)を発表した。発売は8月上旬。価格はオープンで、市場想定価格は税込10,000円前後となっている。DR-D319Wは、最大700Wの出力を備えた電子レンジ。600W、500Wにも設定可能だ。カレーやシチューなどの煮込みに適した120Wの「煮込み」、解凍に適した200W相当の「解凍」、バターなどをやわらかくするのに適した300W相当の「弱」モードも搭載し、用途に応じて切り替えられる。外形寸法はW455×D330×H265mm、庫内寸法はW305×D280×H175mm、庫内容量は17Lとなっている。タイマーは最大15分まで設定可能だ。
2014年08月01日韓国同時間帯視聴率No.1を獲得し、日本においても「スカパー!アワード2011大賞」受賞するなど人気を博した韓国ドラマ「ドリームハイ」。人気俳優キム・スヒョンや2PMのテギョン、ウヨン、miss Aのスジ、T-ARAのウンジョンらK-POPアイドルが出演した青春ラブストーリーが、続編となって更にパワーアップ。前作と同じキリン芸能高校を舞台に繰り広げられるラブストーリーに2AMジヌン、T-ARAのジヨン、期待の新人JB、人気若手女優カン・ソラが主演。本物のK-POPアイドルの歌とダンスパフォーマンスに加え、前作以上にキュンとする恋愛模様は必見!今回はスーパースターを目指す2人、ジヌンとJBにインタビューを行った。■歌手として活動しているのにも関わらず、今回ドラマ初出演を果たしましたね。ジヌン:ドラマの撮影スケジュールは、今までと全く違いました。歌手活動をしている時は、一カ所での撮影は短時間なのですが、ドラマは決められた場所で、同じ方たちと一緒に作り上げていく。最初は戸惑いましたが、撮影が進むに連れて馴染んでいきました。現場では必ず何かを得ることができて、“演じる”という喜びを体で感じることができました。JB:僕はジヌンさんとは反対でしたね。歌手の練習生ではありましたが、役者として先に活動して次に歌手デビューをしたのです。今でも初撮影の風景は忘れられません。すごく緊張しましたからね。かえって歌手デビューした時の方が、あまり緊張しませんでした。ドラマでは歌手である自分自身を演じたので、予行演習になったのでしょう。■日本では「ドリ-ムハイ」が好評だったので、「ドリームハイ2」にも大きな期待が寄せられています。主人公を演じることに不安はありましたか?ジヌン:もちろん不安でした。“視聴者の皆様に内容が伝わるか”“ロマンスをどう表現すればいいのか”などと考え込んでいたら、夜も眠れませんでした。しかし撮影前に監督から色々教わったり、アドバイスをいただきました。そのおかげで演じきることが出来ました。監督や脚本家、スタッフには本当に感謝しています。JB:ものすごく緊張しました。配役が決まってからは全うしたい一心で、関係者の方々にアドバイスをいただき、役作りに没頭しました。カン・ソラさんやクォン・ヘヒョさんを始めとする大勢の先輩たちに助けられて、最後まで撮影に挑むことができました。■役作りの際に一番気を使ったことは何ですか?ジヌン:僕が演じたユジンはとても明るい人物なのですが、実は心の痛みを抱えている。そのためおっとりしたイメージとは裏腹に、つらい過去を抱えている要素を醸し出さないといけません。この点を重視しました。JB:実は僕、イタズラ好きなんです。しかしドラマのJB(本人役)は、すごく神経質で威圧的な存在でした。本当の姿とは全く異なるので、素の自分が出ないように気を使いましたね。“威圧感”をどう表現するかを、監督から常に教わっていました。■お二人が演じた役柄と、ご自身に共通する点はありますか?ジヌン:明るくてのんびりした感じかな。ドラマでオーディションを行うのですが、僕は歌を歌わないでギターコードのGマイナーを弾き、適当に歌うんです。アドリブだったんですがウケましたね。ロックが好きでギターを始めたんです。初めて習ったコードが“Gマイナー”でした。当時の僕には“Gマイナー”が“チョン~ジヌン~”に聞こえたんです。ある意味、運命だと感じましたね。これをきっかけに歌手になることを決心しました。ユジンもロックにはまっていたので、より一層ロックが好きになりましたよ。JB:中盤に差し掛かったところから、役柄に共感できるようになりました。とにかく神経質な性格だったのですが、次第に親近感を持てる明るい性格に変わっていくのです。実際の僕みたいになっていったので、演じるのが楽に感じました。■ドラマに出演したことで、その後変わったことは?ジヌン:音楽に経験を活かせるようになりました。うまく起承転結を表現すること、感情を込めて歌うことを心掛けられるようになったんです。JB:少し性格が変わったようです。昔と違って慎重になりましたし、落ち着いた感じが見受けられると言われるようになりました。■JBさんは本人役を演じましたが、戸惑うことはありませんでしたか?JB:初めは動揺しっぱなしでした。名前も同じなので、本当の自分はどうなのか分からなくなる時がありました。しかし中盤に入ってからは、馴染めるようになりましたね。“JB”という名前は、本名イム・ジェボムから取ったあだ名なんです。子供の頃からそう呼ばれていたので、練習生当時に芸名を“JB”に決めました。本作品では初めは“JB”ではなかったようですよ。■思い出深いエピソードをお聞かせください。ジヌン:落第生が訓練所に送られるシーンがあるんです。軍服を着て訓練を受けました。僕とキム・ジスさん、パク・ソジュンさんの3人で、地面を這うシーンがあったのですが、その日はものすごく寒かったんです。顔をしかめながら挑んだ場面が、リアルに映し出されていましたね。ハハ。置いてあったドラム缶でサツマイモを焼いて食べたんですよ。冷え切った体が温まり生き返りましたね。忘れられない思い出になりました。JB:僕はヘソン役を演じたソラさんの家で、食事するシーンですね。この日は空腹のまま車で寝てたんです。そうしたらちょうといい具合に、次は食事シーンを撮ると言われました。監督は1回でOKを出してくれましたね。ハハ。芝居というよりも、本当におなかが空いていたから当然うまく撮れたのでしょう。満腹になるまで食べてしまいました。■歌とダンスシーンがたくさん出てきますが、一番心に残っている場面は?ジヌン:第1話でストリートライブのシーンがあったんです。エキストラの方や通行人の方も楽しんでくれるのが伝わってきたので、いつもより上手に歌えました。大好きなロックが、その場を盛り上げてくれた。映像にも反映されているでしょう。今でも当時の歓声と熱気は忘れられません。JB:僕も初めてのステージシーンですかね。グループ名は“I:dn”です。このシーンを撮るために、たくさん練習をしました。インパクトのあるパフォーマンスを披露する必要がありましたから。シウ役のパク・ソジュンさんと、ダンスの猛練習をしました。■有名PDのJ.Y.Parkさんは、「ドリームハイ」1、2に出演されて、音楽も担当なさいましたよね。ドラマ初挑戦のお二人に、どのようなアドバイスをしてくれましたか?ジヌン:“シーンとシーンの間に何があるかを考えろ”と助言してくれたことが、とても役立ちました。台本に書かれていない部分を汲み取ることができたのです。“なぜこのような言動に出るのか”などですね。JB:僕には気楽に構えろと常におっしゃっていました。本業と同じ歌手役だったので、“もし僕ならどうする?”とよく思いましたね。なるべく自然体で臨むように心掛けて、自分自身を落ち着かせたことをよく覚えています。■2人の女性を巡ってロマンスが繰り広げられますよね。カン・ソラさんとジヨンさんの演技はいかがでしたか?ジヌン:ソラさんは経験豊富な方なので、演技するにおいてすごく参考になりました。声のトーンや作品に対する姿勢、角度、感情の入れ方、セリフとセリフの感覚の取り方など、たくさんのことを学べました。JB:ジヨンさんとは年が近いので、親近感を持てました。愛嬌がある彼女は、現場の雰囲気を和ませてくれた。おかげで楽しい現場になりましたよ。■名場面を選ぶとすれば?ジヌン:ユジンは、自分がペースメーカーだという事実を知り、JBの胸ぐらをつかむシーンですね。これをきっかけにユジンが変わり、JBと対決するようになる。このターニングポイントが記憶に残っています。JB:アメリカに旅立つヘソンを一目でいいから見たくて、空港に走っていくシーンです。好きな女性を見送るしかできないもどかしさを、本当に感じることができました。■最後に日本のファンの皆様にメッセージをお願いします。ジヌン:僕らの一生懸命さが伝わってくれたらと思います。楽しいストーリーですし、所々出てくるパフォーマンスも見応えがあります。この作品をきっかけに、日本の皆様の顔なじみになりたいですね。また2AMの一員としても頑張りますので、応援してください。JB:日本でどう評価されるかが気になりますね。皆様に楽しんでいただきたいです。またウィボン役のJr.と一緒に、JJ Projectという名で歌手活動を始めました。応援よろしくお願いします。商品情報『ドリームハイ2』全16話 公式サイト DVD BOX I 9月5日発売 ¥18,375本編ディスク4枚(1話約65分×8話)+特典ディスク1枚(約60分)DVD BOX II 10月3日発売 ¥18,375本編ディスク4枚(1話約65分×8話)+特典ディスク1枚(約60分) 出演:カン・ソラ、チョン・ジヌン(2AM)、ジヨン(T-ARA)、JB、ヒョリン(SISTER)、パク・ソジュン、J.Y.Park、カヒ(AFTERSCHOOL)、クォン・ヘヒョ ほか大ヒット前作「ドリームハイ」スタンダードDVD BOX I,II発売中&ドコモの定額制動画サービスdマーケットVIDEOストアで9月15日より一挙配信開始!Licensed by KBS Media Ltd. (C)2012 KBS. All rights reserved
2012年09月02日全ての人類は25歳で成長が止まったら、あなたはどうする?!いよいよ今週末公開の映画、進化系アクション・サスペンス『TIME/タイム』より、主演ふたりのインタビューを連続でお届け。まずは、ウィルを演じるジャスティン・ティンバーレイクから。●『TIME/タイム』のどこに惹かれましたか?台本を読んですぐに、ストーリーやキャラクターに心を奪われたよ。何かの続編でも、リメイクでも、コミック原作でもない、素晴らしいオリジナル作品にワクワクしたんだ。この作品はきっと僕自身も楽しむことができるし、観客にも満足してもらえる作品になると確信して出演を決めたよ。●あなたが演じた主人公、ウィルについて聞かせて下さい。ウィルはで暮らすごく普通の若者で、毎朝目を覚ますとは残り23時間。あと1日しか生きられない生活を送っている。一体どうやって1日を過ごす?どう生き延びる?と、観客の想像をかき立てるような様々な出来事が描かれるんだ。●アクションシーンについて聞かせてください。アクションシーンの撮影は肉体的にも精神的にも大変だったけど、とても良い経験になったよ。それに、僕が子供の頃大好きだった『ランボー』、『リーサル・ウェポン』、『逃亡者』のように、登場人物のキャラクターやシチュエーションを丁寧に描くことで、よくある「アクション巨編」じゃない、観客が共感できる作品になったと思う。もちろん、高級車を猛スピードで運転しながら銃をぶっ放しても逮捕されないっていうのは、最高の気分だったけど(笑)。●本作で気に入っているところはどこですか?ウィルの活躍を通して本作の世界を体験することで、現代社会を見つめ直すことができるところだね。本作の世界は、裕福で永遠に生きることができる人たちが住むと、貧困層が住むに分かれているけれど、これは現代社会が反映されたものなんだ。そして、アンドリュー・ニコル監督がそんなテーマを、完璧なノンストップ・アクション・サスペンスとして創り上げたんだ。観たら色々と考えさせられて、語りたくなる作品だけど、観ている間は息をつく暇もないはずだよ。●撮影中の印象的だった出来事を教えてください。忘れることができない出来事はたくさんあるよ。ウィルの母親を演じたオリヴィア・ワイルドは、本当は僕より若いんだ。二人で母子を演じるのは驚きの体験だったね(笑) あと、僕は撮影が終わってしばらく経っても、ついつい自分の左腕を見るクセがついていた。ウィルを演じている間は常にを気にしなければいけなかったからね。監督がいかに完璧なビジョンを持って撮影していたかを表していると思うよ。●これから『TIME/タイム』を観る人たちに一言お願いします。『TIME/タイム』は強烈な映画で、観ているとハラハラして、そしてメッセージ性に溢れた作品だ。とにかく自分で体験して欲しいと思う。スクリーンで観る価値のある映画だよ。作品情報『 TIME/タイム 』すべての人間の成長が25歳でストップする近未来、世界を支配しているのは<時間>だった———。監督:アンドリュー・ニコル出演:ジャスティン・ティンバーレイク、アマンダ・セイフライド、キリアン・マーフィほか配給:20世紀フォックス映画2月17日(金)TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー!(C)2011 TWENTIETH CENTURY FOX
2012年02月16日東京国際映画祭最優秀監督賞/観客賞 W受賞!1942年、パリでユダヤ人が“ヴェルディヴ(冬季競輪場)”に収容された悲劇を描いた衝撃のベストセラーが、12月17日(土)いいよ公開される。こちらを記念して、主演のクリスティン・スコット・トーマスのインタビューをお届けする。●原作タチアナ・ド・ロネの小説はすでにご存知でしたか?娘を通して知ったの。シナリオを読んで素晴らしいと思ったので、この小説知ってる?と娘にたずねたところ「その映画、絶対やらなきゃだめよ、すごいじゃない!」と言ってくれた。当時、私はブロードウェイの舞台に立っていたのだけど、「それならぜひ読まなくては!」と思ったわ。この小説と出来上がった映画は兄弟のような関係で、共通する部分もあれば、それぞれ違った素晴らしい個性があったりする。●貴女にジュリアという人物を演じる決意をさせたものは?まずはストーリー、人は前進を続けながらどのように過去と共存すればいいかを示しているわ。それにジュリアは素晴らしい女性なの。彼女は母親であり、人生に責任をもって行動するジャーナリストでもある。ジュリアは1942年7月のヴェルディヴのユダヤ人一斉検挙について、当時10才の少女だったサラについて調査をするけれど、今を生きながら戦争とも向き合うの。●ジル・パケ=ブランネール監督によると、貴女の人生はジュリアの人生に重なるものがあり、貴女のシンプルな演技が必要不可欠だったということですが。個人的には胸がいっぱいになるシーンは多々あったけれど、お涙頂戴な演技はご法度だった。私は外国人としてもう何年も前からパリに住み、医者やジャーナリスト、弁護士の知り合いが大勢いる環境で生きている。最近では、イラクやコソボの戦地を取材した素晴らしい女性報道記者と知り合いになったわ。現地で彼女は悲惨な情景を目の当たりにしたけれど、自宅に戻るまでは、気丈に取材を続けたそうなの。語り伝えることは私たちひとりひとりの義務じゃないかな。それはまさにこの作品を通して、監督が見事に実践していることだと思うの。●最後に。この映画が本当に描いていることを忘れないで欲しいわ。それは人生が続いていくということ、人間には立ち直る力があるということなの。最悪な悲劇に直面しても私達は進みつづけるのよ。作品情報『サラの鍵』配給:ギャガ12月17日 銀座テアトルシネマ、新宿武蔵野館他全国順次ロードショー(c) 2010 - Hugo Productions - Studio 37 - TF1 Droits Audiovisuel - France2 Cinéma
2011年12月05日