イ・ジョンジェが語る『イカゲーム』完結の思いとこれから「日本との合作をもっと」【インタビュー後編】

Netflixシリーズ『イカゲーム』主演のイ・ジョンジェGo Won-tae/Netflix (C)2025
動画配信サービス「Netflix」で、世界的ヒットシリーズ『イカゲーム』の最終シーズンとなるシーズン3の配信がスタート。主人公ソン・ギフンを演じるイ・ジョンジェへのオンラインインタビューの後編をお届けする。
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――シーズン2、3の撮影に入る前に監督へリクエストしたことはありますか?
【イ・ジョンジェ】実は、私はいつも意見を出すほうなんです。作品ごとに「私はこういう風に考えています」「私はこうしたらいいと思いますが、どうお考えですか」と、監督や脚本家と相談を重ねます。ただ最終的には、作り手が望む方向に合わせて演じるのが俳優の役割だと思っています。
『イカゲーム』のシーズン2や3では、具体的なストーリーの提案はしませんでした。シーズン1で確立された世界観がしっかりしていましたし、何よりシーズン1が大きな成功を収めたことで、ファンの皆さんへの感謝を込めて2と3を作る意図があったからです。
監督が本当に描きたい物語を存分に広げてほしいと思い、私は極力口を出さず、監督の表現を理解してその世界観に合わせるよう努力しました。