日本一の山椒生産地有田川町 売上上昇も後継ぎ不足で生産農家崩壊の危機 後継者不足を解決し持続可能な農業のカギとなるグランピング場オープン
香辛料の加工卸、山椒の小売、障がい福祉事業所運営、飲食事業をおこなう株式会社全笑(読み:ゼンショウ、本社:京都府京都市、代表取締役:平野 仁智)が、地域が抱える農家の後継ぎ不足の社会課題の解決つなげる新たな地域のランドマークとしてグランピング施設「W.A.S riverside nature terrace」を3月1日にオープン、開所式を開催いたします。

W.A.S正面
【収穫増売上アップも 高齢化による深刻な後継者不足で迫る生産農家の減少】
株式会社全笑は、2009年から日本一の山椒生産地である有田川町が抱える地域農業の課題に、町ぐるみで取組んできました。
過剰生産による1億円分の原料焼却処分問題。適正価格への引き上げに取り組み、結果として株式会社全笑による直近10年間での山椒(実山椒)買付け数量が0.3トンから20トンと約66倍に上昇。買取価格も1kgあたり1,000円から2,500円と2.5倍の上昇を遂げました。その結果、和歌山県有田川町周辺地域の山椒生産者の年間平均売上げが2.5倍(約150万円から400万円)に上昇しました。
しかし新たな課題として黒字状況にある生産農家も、高齢化と後継ぎ不在により生産者軒数が同じくこの直近10年で約400軒から200軒と半減しました。